宮古島は5日、台風23号の暴風圏内に入った。最接近は、6日未明ということで、暗くて撮影ができないので、ダイビングサービス、Fish a go go! の佐瀬さんに頼んで、明るい間に撮影に出かけた。ホテルの窓には、打ち付ける雨、そして、びゅーびゅーと吹きすさぶ風の音が聞こえて来る。港の防波堤に立っていると、陸側からの突風で、海の方へよろけそうになる。徐々に波が高さを増してくるようで、突端まで行くことを躊躇った。
23号が通過した、6日は、宮古島の平良区島尻の村で行なわれた、この地に伝わる、伝統的な祭事、パーントゥ・プハナに行って来た。パーントゥはPNGのマッドマンを連想させる。テレビの人気番組「逃走中」のルーツみたいなこの祭り。女子供、老人にも容赦なく襲いかかり、泥を塗り付けまくるパーントゥたち。しかし、これが厄を払い、無病息災をもたらす事から、自ら小さな息子、娘たちをパーントゥの前に差し出す親も。しかし、子どもにとっては、たまらない。泣き叫び、親にしがみついて、助けを求める。新築の家の中や、警備中の警官まで餌食にされるとか。
到着直後の元気な山本ファミリー(山本大司潜水案内)。3人息子たちは、「くさいから、絶対泥付けられたく無い」と言っていた。
終わってからの、山本ファミリー。両親は顔泥だらけ、3兄弟のうち、長男以外は父に羽交い締めにされて、パーントゥに泥だらけにされる。特に三男君は、もう帰ることになり、安心し切って、車に向かう途中で襲撃に会い、茫然自失状態。
あれ?寺山君は全く塗られてないな〜。
はっきり言って、これはドキドキします。夜、暗がりから出て来られると、怖い。