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日経新聞土曜日夕刊社会面のコラム記事 「観光公害」

2020.01.15 / Author.Takaji Ochi

2019年10月からスタートした日経新聞土曜日夕刊社会面のコラムの4回目が先日の夕刊に掲載された。

内容は、SNSなどの影響で、情報が簡単に手に入るようになり、観光地に観光客が押し寄せるようになった話。

それ自体は悪いことではないのだけど、あまりにも過剰に観光客が増えて、興醒めしてしまうことや、ルールを守らない観光客の
行動が目に余るというという内容。自然環境、特に大物海洋生物と遭遇できる海に訪れる人々の数の多さ、それを受け入れるオペレーター側の利益至上主義的な対応。

ルールの設定も追いつかず、多くの船が海洋生物を追いかけ回す現状。

これで、その場所にあった美しい自然環境は残せていけるのだろうかという疑問。

そんな物を最近はひしひしと感じるようになった。

本当は大物海洋生物と遭遇した時の楽しい経験や、思い出深い経験をコラムにして行きたかったのだけど、やはり語らずにはいられない「観光公害」、「オーバーツーリズム」の現状があることは、皆さんにも知っていてもらいたいと思いました。

そんな時、こんな記事がダイバーの間でシェアされているのを見つけました。

「観光客至上主義」では観光地は破壊される。パラオに学ぶ「価値観の共有」に重点置く次世代の観光戦略

この中で「responsible tourism(責任ある観光)」や「sustainable tourism (持続可能な観光)」といったコンセプトが海外では広がりを見せていて、観光客を受け入れる側だけでなく、観光する側の意識の変化も顕著になってきているという。その中でも注目を集めているのが、ミクロネシアにある小国パラオの観光政策。

これからは、こんな政策が世界中の観光地で作られていくのではないかと予測できる。

写真を撮影する立場としては、厳しく取り締まられる自然環境には魅力を感じなくなるという矛盾した考えではあるのだけど、現状を見てしまった立場からすると、致し方ないのかなと思っている。

子供たちに、今ある美しい自然環境を残しておくためにも、個々人が意識していくべき大きな課題の一つでは無いだろうか。

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