Photographers Diary

西オーストラリア・アシカスイムツアー2023　Week2リポート

2023.04.10 / Author.Koh Yamaguchi

Week1を書いてくれたハヤトに続き、Week2（2023年2月12日～18日）を私、コウ（山口耕）がリポートします！

Week2は下記のような日程でした
12日：パース市内ホテル到着
13日：ジュリアンベイへ移動（途中ピナクルズ観光）
14～16日：アシカスイム（1日5～6時間）
17日：午前中アシカスイム、パースへ移動
18日：ロットネスト島オプショナルツアー　解散

今回利用したパース市内ホテル（Comfort inn ＆Suites Goodearth Perth）

緊張とワクワクが入り混じった初日。
Week2は参加者9名のうち5名がInto the Blueツアー初参加でした。

中にはこういったツアーに参加すること自体初めての方もいらっしゃいましたね！
きっとドキドキされてたと思いますが、事前に作ったグループLINEでやりとりをしたり、
リピーターの方が到着日の食事の呼びかけをしてださったりもありました。

Week1もそうでしたが、初日のジュリアンベイへの移動は序盤少し硬さがあっても、
途中のピナクルズ観光終えたぐらいからもうけっこう打ち解けてますね(笑)

後で知ったのですが、結婚間近のカップルゲスト様がここでめちゃくちゃ素敵なお写真撮ってました。
ご結婚おめでとうございます！

Into the Blueオーストラリアアシカスイムツアーの特徴は、現地ジュリアンベイでは宿に泊まるのではなく、
一軒家を借りてそこに滞在する形をとっていること。なので食事は自分たちで用意します。

基本はスタッフが用意するんですが・・・皆さんめちゃくちゃ協力的！
まぁ、”僕らが頼りないだけ”という見方もできるのですが・・(笑)
でも皆の知恵を結集し、各々ができることをやって、全員で作った料理が美味しくないはずがない！
毎回料理が豪華豪華。皆様には大変感謝しております！
料理作りでチームワークも更に高まりましたね！？

こちらのロブスターは二日目のアシカスイム後に越智さんとハヤトくんが特別な許可で地元漁師の漁に参加し、持ち帰ってきたもの。
仕掛けにどれくらい入ってるかわからない賭けでしたが、見事に人数分以上のロブスターを獲ってきてきてくれました。

ちなみに、この時、僕は変態呼ばわりされながらも熱心にロブスターの写真撮影をしていたのですが、その時撮れた写真がこちら

期待外れですみません(笑)
顕微鏡モードで撮影したらきっと面白いと思って試していたのですが微妙でした・・・

夜に星を見に行ったり

ジュリアンベイ滞在最終日には越智さんが世界各地で撮影したお写真のスライドショーもありました。

さて、ここからはアシカスイムの様子を写真多めに紹介していきます！

この写真で分かる通り、アシカスイムをするコロニー周辺の海はエメラルドグリーンでとても綺麗。
透明度は良い時悪い時ありますが、光によっても水中での色合いが変わってくるので、それも面白いところ。

基本は白い砂地、そして海草や海藻の景観が広がります。

場所によっては砂紋がとてつもなく綺麗な場所があったり

サンゴのエリアや

こんなところも

様々な景観でアシカスイムを楽しむことができます。

そしてアシカが本当に可愛いくて可愛くて・・
英語でSea PupとかSea Dog(海のワンコ）と紹介されるように、
ほんと犬みたいで、様々なアクションや表情で楽しませてくれます。

「遊ぶ」という表現がこれほど合う海洋生物は他にいないのではないでしょうか。
今回撮れた写真をいくつか載せますね！

待ってました！と船を出迎えてくれたアシカ

王道、正面顔

遊び好きな彼ら。
どうやら漂うロープや海藻・フィンなど、”ヒラヒラしてるもの”が彼らのお気に入りらしい。

ヒトデも好きらしい。奪い合いをしてました。

チャーターした船は他船より大きく、船底も彼らの恰好の遊び場となった。

人やカメラにも興味深々。
※アシカに自ら触りに行く行為はルールで禁止されてます

寝たまま僕の股の下まで流れてきたアシカも・・。

今回行った2月というのは、ちょうど子アシカが遊び盛りな時期。
アシカのちびっ子は首が太いというか寸胴で、顔もあどけない。可愛い。

コロニーでハーレムを形成するオス、通称ブル。
通常は遊びに参加せず警戒に当たっているのだが、
気を許したブルが「俺も遊びたいな～」と言わんばかりに近づいてきたシーンも。

また、個人的に”人とアシカ”を撮ったり、望遠レンズでアシカをポートレート風に撮ったりにもトライしました。

ちなみに、水温は24度ほど。水着だとけっこう寒いので気合いが必要です。

ポートレートは50㎜と100㎜レンズを使用しましたが、アシカの動きが激しく、AFや最短撮影距離の問題で難しさを感じました。

アシカスイムをする上で、”アシカが遊びたいモードか”は非常に大切で、やはりアシカも気が乗らない時があります。
その点、Into the Blueのツアーはチャーターのため、1日5時間ほどスイム時間があり、さすがに1日全く泳げないということはありませんでした。
見ていると、他船（1回で60～90分のツアー）は全く泳げてないこともあり、アシカスイムにおいてチャーターというのはとてもメリットが大きいと感じてます。

とってもフレンドリーに遊んでくれるオーストラリアアシカですが、実は絶滅危惧種であるということをご存じでしょうか。
（IUCNレッドリストカテゴリー：絶滅危惧IB類 (EN)→IA類より低いが、近い将来野生絶滅の危険が高い種）
かつて狩猟により個体数が著しく減り、現在は保全活動により回復傾向にありますが、それでもまだ絶滅危惧にカテゴライズされています。
この海のワンコたちとこれからも楽しく遊べますように！

【ロットネスト島クオッカツアー】

ジュリアンベイでの楽しい時間を後にし、
Week2では続いてオプショナルツアーとして日帰りでロットネスト島クオッカツアーを開催しました。

ロットネスト島とは、パースの沖合約18㎞、パース市内からフェリーで2時間ほどにある小さな島で、
ここには「世界一幸せな動物」と言われるクオッカが生息しているのです。

今回アシカスイムWeek2に参加されたゲスト全員がクオッカツアーにも参加されました。
素晴らしい！

島内ではメンバーがいくつかのグループに分かれ、思い思いにクオッカを観察したりビーチへ行ったりして楽しみました。
私は島の内部へ行き、人工物が少ない場所でクオッカ撮影。

クオッカもめちゃくちゃ可愛かったですね！
本当に笑ってるみたい。

ちなみに、スマホの方が撮りやすいかもです(笑)

↑スマホで撮影

「いい場所教えてあげるよ」と声をかけてくれたおじさんに半信半疑で着いていくと、
何とお腹の袋に子供を入れたクオッカがいました！

実はこの数日前に、越智さんと会話してる時に越智さんが
「今まで色んな生き物を見てきたけど、写真撮りながら思わず「可愛い～」って言葉が出ちゃったのはタテゴトアザラシだけだよ」
と言っていたのですが・・・あの会話はフリだったのでしょうか。

クオッカの赤ちゃんを前に、おもいっきり「うわ～可愛い～！」と声出してました(笑)

クオッカツアーも皆さん大満足なご様子で、帰り際は皆で撮った写真を見せ合いっこされてましたよ！

今回、私自身初めてInto the Blueの海外ツアーのスタッフをやらせていただきました。
ツアーに参加すること自体が初めてで、単刀直入に「ツアーってこんなに楽しいんだ！」というのが感想です。
スイムはもちろんのことですが、スタッフという立場ではありつつも、参加者皆が最終的に”仲間”となっていくその感じが、
一緒にいてとても楽しく、気持ちよかったです。

今回参加された皆様、ありがとうございました！

また来年もこんな素敵なツアーをゲストと一緒につくりあげられたらと思います。

長い文でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

INTO THE BLUE

2024年も西オーストラリア🇦🇺でアシカスイムを開催します。

日程は

Week1 [INTO THE BLUE]：2024年1月7日（日）～13日（土）

Week2 [ワンエク共催]：2024年1月14日（日）～20日（土）

すでに、空席はかなり少なくなってきていますので、ご興味のある方はお早めにお問い合わせください。

Week1は2023年同様、山口耕（コウ）、成田颯（ハヤト）

Week2は、昨年12月のメキシコストライプドマーリン、今年2月の奄美、3月の徳之島のホエールスイムで共催したWonder Sea Explore(ワンエク）との共催です。スタッフは越智と、メキシコ、奄美、徳之島でもスタッフを勤めてくれたワンエクのInto the Blue担当、後藤かな子（カナコ）が務めます。