INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

つかの間の帰国、どこでもドアが欲しい

2007.11.14 / Author.

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昨日、フィリピン、セブ島(モアルボアール&リロアン)でのロケを終了して帰国した。

久しぶりに空港で妻と次男に出会う。長男は幼稚園に行っている時間帯だったので、二人だけではあるのだけど、笑顔を向けられると、やはりほっとする。同時に、翌日には次のロケででかけてしまうので、落ち着いて遊んでやれないことが寂しくもある。
今日から向かうのはニューカレドニア。初めて・・・、じゃないか。以前に飛鳥に乗船してオセアニアグランドクルーズの航海で数時間だけ首都、ヌメアに降り立ったことがある。でも、それだけ。
ロケ先での洗濯物を洗濯機に放り込み、多少の機材の入れ替えをした以外は、ほぼ同じ状態の荷物。取材中、依頼されていた仕事をこなしていると、あっという間に時間が過ぎていく。幼稚園から帰宅した長男が「プラレールつくって!」とせがむ。
忙しいけど、1日しかいれないと思うと、時間的にきつくても、作ってあげないとと思い、仕事を離れ一緒にプラレールを作る。ちょっと前までは、ほとんど僕が作って、それで遊んでいたのに、今は一緒に色々作れるようになっていて、「いつの間にかこんなに作れるようになったんだな」と感心させられた。
一緒にお風呂に入ると「僕、何もなくても入れるんだよ」と言う。何のことかと思ったら、湯船に入るのに、以前はステップを使うか、抱きかかえないと入れなかったのに、今ではステップ無しで自力で入れるようになったことを自慢していたのだった。
昨日、家から見える夕日は美しかった。しかし、その目の前に巨大なクレーンのシルエットが立ちはだかり、また新たなマンションが夕日の方向に建てられるみたいで、ちょっとがっかりさせられた。写真では、夕日がクレーンに吊り上げられているみたいで面白いんだけどね。
そして、その真っ赤な夕日の中を飛行機が移動していった。写真は気に入ったんだけど、またあの飛行機に乗るのかと思うとちょっとげんなり・・・。どこでもドアが欲しい。飛行機に乗るたび、いつもそう思う。そうすれば、ロケ先でもすぐに家に帰ってきて、息子たちと一緒お風呂は入ったり、プラレール作ったり、公園に遊びに行ったりできるのに。
でも、そう思うのは、連続してロケが続いているからであって、本当は移動を含めて旅を楽しむのが一番なんだけど。旅のちょっとしたトラブルは、いつも笑い話ネタになり、人生を豊かにしてくれるから。それを省略するのは、本当はすごくもったいない。でも今は本当にどこでもドアが欲しいんだけど。
ニューカレドニア、どんな旅になるかな。

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