INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

パラオロケ、南北縦断ツアー前半終了

2009.04.22 / Author.

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昨日デイドリームパラオの企画する、南北縦断ツアーの前半、北のカヤンゲルから戻ってきた。南のペリリューはすでに僕にはもう馴染みの海、しかし、カヤンゲルは初めての遠征。

約2時間の移動で、到着したのは、テールトップリーフ。南の横綱がペリリューエクスプレスなら、北の横綱がこのテールトップ。当たれば、大物、はずせば何も無いというポイントだ。しかし、ロウニンアジのサイズはペリリューより数段大きく、それが群れになって目の前に出現するというのから、期待も高まる。
長年ペリリュー取材を継続してやらせてもらっていたおかげで、そういう海でも、興奮することなく、冷静に状況判断して潜ることができるようになっていた。今回もアプローチするのが難しい魚たちにどれだけ接近できて、かつ撮影できるかを冷静に心掛けて潜れたと思う。
深いだけに、興奮して余計のエアを無駄に消費してしまうのは、それだけ水中での撮影時間を短くしてしまうことになりかねないからだ。
しかし、今回遭遇した1場面は、その冷静さを維持するのが難しいくらいのシーン。水深40mから湧き上がってきた1.5m級の巨大ロウニンアジの群れ、しかし、その先頭に妙に巨大な生物が・・・・。
ロウニンの群れに反応して潜行を行っていた僕の目の前に姿を見せたのは、ロウニンアジの群れにモビングされながら、泳ぐ2m超級の巨大タマカイ(クィーンズランドグルーパー)!
「うわ!これ、すげえ」ってのが僕の最初の印象。ちょっと興奮しそうになったけど、タマカイがロウニンの群れの中に紛れて見えなくならないようにシャッターを切り続けた。
ロウニンの群れが泳ぎ去った後も、そのタマカイは42m付近のリーフトップに平然と居座り続け、秋野さんもそのタマカイを真正面から激写していた。
初日の1本ん目からそんな大物に遭遇。やはり、無欲でいることが、自分には一番大物との遭遇率を上げる秘訣なのかもしれないなと思った1ダイブだった。
それから、イレズミフエダイもこの時期ペリリューのイエローウォール同様に群れ群れに群れていた。
前半終了後、帰路のボート上で、ちょっと早い祝杯を上げる。
今日はペリリューに移動。でもメインのはずのイレズミフエダイはもう沢山見ちゃったからな~・・・。

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