INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

フィリピンロケ/CANON EOS 7D + SEA &SEA Housing

2010.05.29 / Author.

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次に、CANON EOS 7D + SEA &SEA Housingでの撮影サンプル。 撮影地は、バリカサグ島

次に、CANON EOS 7D + SEA &SEA Housing出の撮影サンプル。
今までは、ESO 5D Mark 2+SEA &SEA MDX 5D Mark2で、ワイド撮影、EOS 40D+ SEA & SEA MDX 40Dでマクロ撮影をメインに水中撮影を行っていた。
50Dを使わなかったのは、ほとんど機能が変わらなかったから。
フルサイズ1台、APSサイズ1台あると、同じレンズを使用しても、撮影のバリエーションが増える。例えば、100mmマクロであれば、APSで160mm、15mmフィッシュアイであれば24mmと、レンズ1本で、撮影対象に合わせて、装着するレンズ選択ができるため、取材時のレンズの本数を減らすことができる。
特に、7Dをすぐに購入した最大の決めては、秒間8コマのシャッターが切れること。
クジラの撮影時に、Mark2では、秒間3.5コマしか切れないので、船上からブリーチングなどを狙うときに,心もとない。今までは、水中撮影用のMark2 と
40Dの他に、船上撮影用に1D Mark3を持って行っていたけど荷物の総重量を
減らしたいと前々から思っていた。
バッテリーの種類も、5D Mark2と40D、それに1D Mark3では、それぞれ違っていたために、それぞれに、充電器と予備バッテリーが必要だったが、これも、1セットで、良くなった。
使用感に関しては、on/offスイッチの位置がまったく変わってしまったので、慣れるまでは違和感を感じたが、まあ、これも慣れれば大丈夫。撮影していて、一番気になる、モニターの色ので具合は、水中に関して言うと、同じ撮影モードでも、40Dよりも、青かぶりが少なく、おそらく同じ写真を撮影しても、奇麗にモニターに映し出されるので、撮影していても気分が良い。
まるで、レッドフィルターを被せているのではないかと思えるほど、思いのほか、水のブルーを感じない写真が撮れたりする。青さは、少し優しい色合いで表現されるので、以前のようなヴィヴィッド感は感じない。それを良いと思うか、どうかは好みの違いだろう。
SEA&SEAのハウジングは、光ファイバーでのストロボ撮影も可能になり、より安心感が増した。操作性に関しては、今後使い込んでいく上で、色々と気づいてくる点も出てくると思うが、初めて使用した使用感は悪く無い。
シャッターレバーが、縦位置でも横位置でも撮影しやすい形になっていたり、ファインダーがより見やすくなっていたりと、色々と改善されていて、今のところ、かなり気に入っている。
シールで、どのボタンが、何なのかの表示がされているのが素人っぽいと言う人もいるけど、そのハウジングだけを使用していれば、表示がなくてもいいかもしれないが、自分のように、何種類かのハウジングを使い分けて撮影している者としては、機材によって、ボタンの位置が違うから、あの表示があった方が安心だ。
ポートはバヨネット式で、もともと脱着がし易い。ポートカバーの位置を、ハウジングによって、いちいち替える必要性が無い。今までのポートをそのまま全て使える。カメラの取り外しも簡単で、この辺は今までのSEA&SEAのハウジングの使い易い点を継承している。
サンプル撮影は、全て、15mmフィッシュアイレンズを使用して「風景モード、太陽光」設定で撮影。撮影地は、フィリピンのバリカサグ島。透明度は悪く、青さも無かった。5D Mark2や40Dだと、海の青さが、不自然なくらいに青くなる場合があったが、7Dでは、青さに柔らかさが出ている。
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撮影後の色補正、トリミングは無し。撮影モード、風景。太陽光、また日陰。スロトボは、SEA&SEA YS-110α X 2灯

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