INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

セブロケ初日、悪天候に地震

2012.02.07 / Author.

BLUE CORAL さんで、3回目となるWEB-LUEロケ、初日は、空全体を雲が覆う曇天。時折雨も降ってきて、撮影の気合いを削がれるコンディション。まあ、"気合いを削がれる"と言っても、元々撮影に気合いを入れるタイプでは無いのだけど。
ということで、この日は到着前夜に打ち合わせした通りに、BLUE CORAL さんと旅行会社のSTワールドさんが企画している、"女子旅"という旅企画の撮影。ダイビングにショッピングやスパがセットになった、女性だけに提供される旅パックなのだそうだ。
天候に左右されないSMモールという巨大モールでの撮影。なので、曇天でも関係無し。・・・なのだけど、基本モール内での撮影は禁止なので、あくまでゲリラ戦(笑)。記念写真を撮ってるフリをして撮影なんだけど、その"記念写真を撮影するカメラ"が、当然、記念写真撮ってる系のコンパクトデジカメでは無いので、どこに行っても店員さんに不穏な目で見られる。
新聞報道時代には、そんな目で見られても、とにかくつまみ出されるまで平気で撮影していた僕も、最近では海の中での撮影が多いので、"そんな目で見られる"事に、慣れていなくなってきてるので、ちょっとドキドキしながらの撮影。もちろん、フラッシュも使えない。
不機嫌な顔で側に立つ店員さんが写り込まないように、スタッフのアンナちゃんに、店員さんの前に立ちはだかってもらって、笑顔を作ってもらう。「不機嫌な顔写らないように、そこに立って」とか日本語で言っててもわからないからいいけど、言葉わかっちゃたら、「いい加減にして下さい!」とか言われそう。
_MG_9887.jpg
そんな撮影をしている時に、突然上の階から、群衆がわやわや言いながら、階下に降りていき、出口を目指す。それが何で起こっているのか、良く理解できないまま、撮影に同行していた、フィリピン人スタッフの女性に促され、群衆と一緒にモールの外へ。そこには、モールの屋上を見上げる群衆が。
_MG_9973.JPG
まだ、何が起こっているのか、さっぱり把握できず、女性スタッフに再度警備員に確認を取ってもらうと、どうやら「地震」があったらしい。しかし、まったく振動は感じていなかった。
しばらくして、また皆がモールに戻り始めたので、僕らも戻って、食事をして次のモールへ移動する予定だったが、レストランに入って座っているときに、また地震。しかし、身体に感じたのは、せいぜい震度2程度のものだった。
それでも、モール内にアナウンスが入り、モールの外への非難指示が出され、一時的にモールがクローズされる騒ぎに。そのまま、もう一つのモールへ向かうがそちらもクローズ。セブシティの街には、大きなビルから閉め出された群衆がちらほら。
その頃から震源地などの情報が入り、ネグロス島東側とセブ島西側の間の海溝が震源地ではとか、マグニチュード6.9だとか、ガレキの下敷きになって、死者も出てるとか徐々に情報が入り始めた。しかし、セブ島東側のセブシティでは、それほどの揺れは感じなかった。
モールの撮影ができなくなったので、ホテルに引き返し、かき氷と紅芋アイスで作られるフィリピンのデザート、ハロハロをプールサイドで食べてるところの撮影をすることにした。それしか撮影できるものも無かったから。
_MG_0055.jpg
しかし、プールサイドで撮影するにしては、相変わらずの曇天で、時折雨もちらほら。しょうがないので、ちょっとカラーバランスをいじって撮影を行なった。
_MG_00721.jpg
これで、初日に撮影できるものは無くなって、終了。2日目はスパの撮影と、午後様子を見てダイビング取材を行なう予定だけど。。。。
セブ西岸のモアルボアルでは、地震後、津波も発生し、ダイビングボートに被害が出たり、人々が高台に非難したりしていたそうだ。その後も余震が何回か続いている様子。

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