INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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バハマ ドルフィンクルーズ

2009バハマドルフィンクルーズ3週目、4頭のおさわりイルカ

2009.06.21 / Author.

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3週目のドルフィンクルーズも、無事終了。2週目には、1頭だった、おさわりイルカが、今週は、さらにパワーアップ。自分が確認しただけでも、4頭のイルカが触られるのを受け入れてる仕草を見せた。

過去に50数回チャータークルーズを開催していて、シャークベイト、ダービー、ロビン、シダーなど歴代のお触りイルカがいたけど、2頭一緒に触れた状況は自分自身もあまり記憶がない。
しかも、過去のお触りイルカのほとんどが、お年頃のメスだったのに対して、最初に触れていた2頭はオスとメスだったこと。
どうやら、この2頭はカップルだったようにも見受けられた。後半には、バンドウイルカがこのメスに、ペニスを出して、激しくアプローチをしていて、そこにオスの方が「そうはさせない」とばかりに、邪魔に入っているようなシーンも見られた。
はっきりとはわからないけど、交尾の準備ができた年頃のメスに、こういう行動が多く見受けられるのは、お互いが触れ合うことで、興奮して受け入れる体勢を整えているのかもしれない。中には、生殖器に触れている人もいて、「嫌がらずに、気持ち良さそうにしていた」と言っていた。
最終日には、そのメスともう1頭別のメス(昨年個体識別して名前をつけたブラフ)が加わり、2頭が一緒になって、人が触ることを受け入れていた。最初ブラフを見たときには、小さな子供を連れていたので、母親になったのかと思ったけど、少しまだ若すぎるようにも思えていた。今回、僕の前に一番頻繁に姿を見せていたのだけど、「まだ母親になるには早いよね。多分他のイルカの子供をベビーシッターしてるんだろうね」とキャプテン スコットとも話していた通り、やはり年頃の年齢で、お触りに加わってきたのかもれない。
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写真は、ナイトドルフィンスイミングでも、頻繁に姿を見せたブラフ。
もう1頭、シャークベイトも、子供を連れていたのだけど、かなり近くまで接近して泳ぐことが多かったので、少し触れてみた。子供を産んでからは(彼女は、すでに今までに3頭の子供を生んでいる)、よく見かけることはあっても、人に触れられるほどの距離にまで接近しているのは今回まで見たことがなかった。
また、昨年シダーと名付けたメスにも、小さな子供が生まれていて、その子が他の赤ちゃんと比べてもかなり人懐っこかったのも印象的だった。
今週は、個体識別しやすいイルカが、特に変わった行動を取っていたので、泳ぎながら観察しているのが面白かった。
そして、今週は3組目のハネムーンカップルが乗船。イルカたちのダイバーへの接近具合も、かなり近かったので、二人一緒の写真撮影もスムーズに行うことができた。
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これで、今年のハネムーンクルーズは全て終了。出発前に色々あって、大変な年ではあったけど、前半3週は、1週目が連日かなり多くの個体数のイルカたちが姿を見せてくれたし、2週目は4日間もべた凪があったし、3週目も全員が触れるほどお触りイルカが多かったし、3週間一日もイルカと泳げていない日が無いし、今までのところ、総合的に見ても、かなり良い状況で終了できた。後半の2週もこのまま、最高のコンディションとイルカとの遭遇状況が続くことを期待している。
今週は、女性参加者が多くて、カメラを持たずに入る人も多く、泳ぎの上手な人も多かったので、イルカたちが同じ場所で遊び続けてくれることも多くて、撮影や観察がとてもスムーズに行えて、僕個人的にも面白かった。3週目に参加してくれた皆さん、本当に楽しいクルーズでしたね。おつかれさまでした。また来年?もよろしくお願いします。
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2009年3週目の状況は子育日記にも掲載しています。

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