INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

2019年バハマドルフィンクルーズweek3 Part1

2019.07.27 / Author.

今回、4年ぶりにバハマドルフィンクルーズへ参加した
スタッフの岡田よりweek3のレポートをお届けします!

初日、フロリダのウエストパームビーチを前夜に出港して朝バハマに入国。その後南下して16時、いよいよイルカの生息する場所に到着して捜索が始まりました。
天気も海況も良いが、なかなかイルカは見つからず。18時頃になったので、今回初参加の小学生の子供たちと、まずは今後に備えてエンジンを止めてスノーケルの練習をする事に。
自分で購入して持ってきた軽量水中スクーターを試運転するゲストや、何本ものフィンを持ってきたゲストはフィンの比較をしたりと思い思いの時間を過ごしていたら、そこへイルカがスッと泳いできて仲間入り!おさわりイルカも数頭いて、突然のイルカスイムの始まりでしたが、フレンドリーなマダライルカに大人も子供も大満足な初日となりました。

2日目、午前中はイルカが出なかったので島の前の海底遺跡へ。
ここはアトランティス大陸の一部と考えられているビミニの海底地形で、石畳のような道を辿るようにしばらく探索しました。

残念ながら午後もイルカが出なかったので、夜はナイトドルフィンを開催。
波は少し高かったのですがここではたくさんのイルカに会えて、ゲストも大満足の様子。
ナイトドルフィンは実は隠れた人気イベントで、夜のスイムを一番の楽しみにしているゲストもいるほど好評です!

3日目も8時に出港。
海は濁り気味でしたが、出港してすぐにイルカと遭遇。途中、泳力の差で動きが2チームに分かれたのですが、早く泳ぐチームの方に小4の女の子が入っていて一堂びっくり!体力のある小学生は侮れませんね。

この日のお昼休みは、希望者を募りダイビングでコンク貝探し。
ダイビングは水深10メートルぐらいで、魚の種類は少ないのですが、太平洋とは違う生き物たちの色合いなど、バハマならではの海の雰囲気を味わうことが出来ました。
この日は夕方にも少しイルカと泳ぎ、夜は満月の光の中ナイトドルフィンスイムへ。
暗い夜の海が苦手な僕も、満月の光と船のライトを頼りに宇宙遊泳のような感覚を味わい、ナイトドルフィンを一番の楽しみにしているゲストの気持ちが少し分かりました。

4日目、僕は前夜の余韻を感じながら、沈みゆく満月と朝焼けの撮影からスタート。
正午前、数頭の寝ながらのんびり泳ぐイルカと並走していたのですが、それが次第に大きな群れと合流して、この旅一番のイルカスイムの始まりに!
約90分間、子供も大人もたっぷりとイルカの群れと泳ぐことが出来ました。
その後は夕方に軽く泳いでこの日のスイムは終了。
夜は3日連続のナイトドルフィンスイムにチャレンジしたが残念ながらイルカは現れませんでした。

最終日の午前、イルカがなかなか現れなかったので2日前に取ったコンク貝のプチ撮影会(笑) フォースで虹を作ったりして「映え」る写真を撮ったりと、遊びながらのんびり過ごしました。イルカと会えなくても、綺麗なバハマの海での船上生活は飽きることがありませんね。
午後もなかなかイルカが現れず痺れを切らしましたが、夕方近くに何度か一緒に泳ぎ、バハマのイルカとお別れすることが出来ました。

最後にバハマに行けなかった4年の間にハワイ島に長期滞在してドルフィンスイムをしてきたので、バハマとハワイ島の違いを交えながら僕の感想を少し。
今回の航海、正直なところイルカの出現は満足できる程ではありませんでしたが、やはりバハマの海での船上生活は相変わらず最高でした!
豪華とは言えない船ですが、船長やクルーのホスピタリティ溢れるおもてなしや料理、使い勝手は快適。
Wi-Fiも電話も繋がらない船で寝泊まりしながら、コバルトブルーの海でひたすらイルカだけを探す生活。完全にストレスから解放される生活に、ゲストの表情が日増しに緩んでくるのが手に取るように分かりました。

僕のハワイ島スイムスタイルは、ビーチから目視して、イルカがいたらビーチからエントリーし、時に数十分も長距離を泳いでイルカと合流する必要がある為体力勝負なところがあり、船からエントリーして一緒に泳げるこのスタイルは快適そのもの!さらに、毎日ほぼ確実にイルカに出会え泳げるのは素晴らしさを改めて感じました。
ハワイ島にもボートでイルカと泳ぐツアーはありますが、そちらは数時間の日帰りスイム。船に寝泊まりしながら数日間かけて回遊するイルカを探すのとはまた違った関わり方になるので、まずはお試しでイルカの世界を見たいという人には手軽でおすすめではあります。

写真を撮る僕がハワイ島へ行く理由は、ビーチエントリースタイルは海へのアプローチが大変な分人が少ないので、時に数十頭のイルカの群れの中、独占状態で泳ぐことができる事と、ボートではないので全て自分のペースで泳ぐことができるのが魅力。写真に集中するのには最高ですが、前途のように一長一短ですね。

参加してくれたみなさん、ありがとうございました。

2019年の残りのクルーズは今現在全て満席になっています。2020年のバハマドルフィンクルーズの日程も確定しています。すでに仮予約も頂いていますので、ご興味のある方はお早めにご連絡ください!

Schedule

2020年度
[Week1]
2020年6月12日(金)〜 2020年6月21日(日)
クルーズ乗船・13日〜19日
空席有

[Week2]
2020年6月19日(金)〜 2020年6月28日(日)
クルーズ乗船・20日〜26日
空席有

[Week3]
2020年7月17日(金)〜 2020年7月26日(日)
クルーズ乗船・18日〜24日
空席有

[Week4]
2020年7月24日(金)〜 2020年8月2日(日)
クルーズ乗船・25日〜31日
空席有

お問い合わせはContactから

最後に告知を!

岡田裕介写真展「Colors ~ペンギン島の物語~」を 8月2日(金) 〜8月8日(木)の期間に六本木ミッドタウンにある富士フイルムフォトサロン 東京で開催します。年月をかけ撮影したフォークランド諸島に生息するペンギンたちのドラマを記録した写真の数々を展示します。
さらに来年2月までの間、大阪・福岡・名古屋・札幌と巡回展も決定。
美しい銀プリントの大迫力の展示をぜひご覧ください。
詳細はこちら!
HP
http://yusukeokada.com/2019/06/25/1892/
facebook
https://www.facebook.com/events/2289267521389479/?event_time_id=2289267534722811

さらに同テーマの写真集「Penguin Being -今日もペンギン-」(玄光社)が発売になりました!大人は命の尊さや生きる美しさを感じてもらえたり、可愛いペンギンにほっこり癒されたり、また子供たちにも絵本感覚でも楽しんでもらえる写真集に仕上がりました。
あとがきはGLAYのTAKUROさんが書いて下さいました。こちらもぜひお手にとって頂けたらと思います!

詳細はこちらを。
HP
http://yusukeokada.com/2019/06/25/1919/

オーシャナにも写真集、写真展についてのインタビューが記事が掲載されていますので、ぜひご覧になって下さい!
https://oceana.ne.jp/infomation/93422

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