INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

Photographer Takaji Ochi Official Site INTOTHEBLUE水中写真家 越智隆治

Official SNS
Facebook
Twitter
Instagrum

Blog

SpecialTrip Blog
バハマ シャークダイブチャータートリップ

2020バハマタイガーシャーククルーズ Part1 タイガービーチ

2020.03.12 / Author.

コロナの蔓延が気になる時期、フロリダのウエストパームビーチへと向かった。

毎日ニュースを見ながら、心配していたのは、クルーズ開催期間中バハマにいる間にアメリカ政府が日本人の入国制限をして、アメリカに再入国できなくならないかということ。それに、コロナによる、アジア人に対しての差別などがないかということだった。特にニューヨークに住む報道関係のカメラマンをしている女性からは、かなり覚悟して来た方が良いとアドバイスをもらっていた。

欧米人ゲストは、日本人が一緒に乗船することを嫌がっていないか?と直前に欧米人側のツアーリーダーに確認のメールを送ったが、全くそんなクレームはもらっていないと言うことだった。実際、一緒に乗船するメンバー(日本人7人の他に、イギリス人1名、ドイツ人1名、スロバキア人1名、アメリカ人2名、ツアーリーダーのニュージーランド人1名)に乗船前に会ったけど、皆普通に接してくれた。

中には、「報道がコロナばかりで、皆必要以上に洗脳されてる感じだよね」と言ってくれる人もいた。

まあ、世間一般に「人食いザメ」と思われているタイガーシャークのノーケージダイビングに参加するようなメンバーだから、考え方もそうそう悲観的にはなれないメンバーが揃っているのかもしれない。

Into the blueでは、何か事故が起こった時に、すぐに輸血ができるように、参加者の血液型を申込用紙に書いてもらっているのだが、それを見ると面白いのが、O型とB型のゲストがやたら多いくて、次に多いのがAB型、一番少ないのがA型。

日本人に一番多い、A型が一番少ない時点で、物事に対しての考え方がどうだかが伺いしれるというものだ。因みに、今回のクルーズでも、7人の日本人の中でA型は一人だけだった。

乗船してから、船長に「アメリカが日本人の入国制限したら、バハマから戻ってこれないのかな?」と質問したところ「まあ、それは大丈夫だし、多分その頃には、アメリカ人の感染者が日本の感染者を抜いてるよ」と苦笑いしていた。実際に今はアメリカの感染者数が日本の感染者数を超えている。もう、こうなってくると、しっかり予防対策をして行動する以外、どうしようもない感じがする。

とにかく、色々不安はあるものの、出港。初日は、タイガービーチへと北上した。最初は、水深5mの「ANCOR CHANE/アンカーチェーン」でチェックダイブを行う予定だったが、風が強く、透明度が悪すぎて、いつもの「FISH TALE/フィッシュテール」ポイントに移動した。しかし他の船がアンカーを使用していたので、その隣の「SAND BOX/サンドボックス」と言うポイントに停泊して、チェックダイブを行うことに。うねりが激しく、海中には浮遊物が舞い上がり、コンディションが良いとは言えない。

しかし、餌も撒いていない状態でタイガーが6個体出現。多い時には4匹が一度に姿を見せた。2ダイブ目は「フィッシュテール」に停泊していた船が移動したから、そちらに移動する予定だったが、タイガーが6個体確認できているのであれば、動く必要も無いと言うことで、同じポイントで、再度ダイビングすることになった。

背景を考えると、「フィッシュテール」の方が全然良いのだけど。まあ、今からアンカーをかけ直すのも手間がかかるからということだった。

エントリー前にベイトを設置、結果、6個体のタイガーが同時に出現し、それ以外にもレモンシャーク、カリビアンリーフシャーク、ナースシャーク、ブルシャークが姿を見せて、初日にして、グレートハンマーヘッドシャークとの遭遇を残すのみとなった。

ダイビング2日目。1ダイブ目は、フィーディングダイブ。僕はあまりフィーディングの輪の中には入らずに撮影を行った。2ダイブ目は、フリーダイビング。3ダイブ目で、僕とニュージーランド人グループリーダー、経験者の日本人2名の計4名が、フィーディング撮影を行った。

4ダイブ目で、まだやっていない4人がトライ。

3日目は、2本潜ってビミニに移動の予定だったが、風向きが変わらず、3本ダイビング。1本目が残りの人がフィーディング撮影、2本目、3本目がリーフダイブ。7匹くらいのタイガーが来てくれたのと、ギンガメアジの群れの感じが良くて、気に入った写真が撮れた。

船には、リサーチのために、サメの行動学を研究している方が乗船していて、毎日サメの行動に関して講義をしてくれた。本人もブルシャークに足を噛まれた経験がある。

無知は相手に対しての恐怖を生む。相手を知ることで、恐怖が無くなり、相手を保護しようと思うようになる。と言う考えから、サメの行動学を研究しているそうだ。映画などの影響で、ひと昔前は「サメ=人食い」のイメージが強かったが、「人間を食べようとして、行動するサメはいない」と彼は話していた。


ナースシャーク


カリビアンリーフシャーク


ブルシャーク


レモンシャーク


暗くなってからも、タイガーは出続けていた

昨年までの3年間くらいは、このタイガービーチエリアでグレハンも見られていたが、今シーズンは目撃情報が無いらしく、前半、後半に分けて、ビミニエリアでグレハン用にフィーディングを行なっている。

今回は、3日タイガービーチで潜り、その後ビミニに移動した。

2021年度のinto the blue バハマ・タイガーシャーク&グレートハンマーヘッドシャーク・クルーズのスケジュールが確定しました。

2021年3月2日(火)日本発
    3月3日(水)乗船〜3月11日(木)下船
3月13日(土)日本着

乗船は9日間、ダイビング可能日は、7日間

お申し込みはお問い合わせより、お願いいたします。

お問い合わせ
 

RecentEntry

  • カテゴリーなし