INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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2019年6月の御蔵島スペシャルトリップ レポートと今後の予定

2019.07.07 / Author.

約1年ぶりの御蔵島は終始どんよりとした曇り空だった。
さすがに梅雨時期の6月、コロコロ変わる天気予報に出発前から何度も悩まされた今回の御蔵島への旅。
聞くところによると6月は他の週末も荒れ模様でフェリーの欠航なども続き、こんな天気でも結果的には6月の中で唯一予定通りに催行された週末となった。

初日のイルカスイムは、午前午後とも雨・風・波と悪い方に三拍子揃い、正直ギリギリの環境での出港となったが、
黒潮が入っていることもあり場所によっては水中での視界は良好。

今回改めて気づいたのは、イルカはカメラのポートの先端部の大きなガラス面に写る自分に興味を持つこと。
それを持っているだけで何度も覗き込みむように僕の周りをぐるぐる回ってくれたので
、大きなガラス面を持つポートはかなりオススメのアイテム。

毎回イルカと泳ぐたびに思うのだが、水中でイルカと目が合った時のこの胸のときめきは何だろう…。
おじさんが言うのは躊躇われるが、本当に胸がキュンと鷲掴みにされてしまう。イルカってやっぱりいいな。

2日目は正直雨による濁りで水中の透明度は悪かったが、フレンドリーな集団とも泳ぐことができて、なんとかイルカスイムを楽しむことができた。

僕はこの御蔵島へ向かう前日まで一週間程、某水族館のカレンダー撮影の為に毎日水族館のイルカを始めとする生き物たちと過ごしていた。
野生とは違うので、泳ぎ方や仕草をじっくりと観察したり、餌やりの時などは、水上に顔をずっと出しているので、あのクリクリした可愛い目を数分間見続けることが出来る。
そんな経験をしたばかりで、すぐに野生のイルカに会うと、目は可愛らしい中にも鋭さがあり、皮膚には争ったりしてできた傷があったりと、比較することで自然界の厳しさをより感じることができたと同時に、そんなイルカたちと一緒に泳げる幸せを改めて感じることたできた。

今までハワイ島やバハマをフィールドにイルカの撮影をライフワークとして続けてきたが、実は御蔵島はまだ4回目。
世界のドルフィンサイトに比べて御蔵島の大きなアドバンテージは、やはりアクセスの良さだと思う。
都心にある竹芝桟橋から6〜7時間ほどの船旅で、野生のイルカと触れ合うことができる。
夜東京を出て、翌朝にはイルカと泳いでいるなんて本当に凄いこと。
身近にいる野生のイルカと触れ合うことで、地球環境に興味を持つこともあるだろう。
僕たちがこの先もずっと自然と共存していく上で、実体験から意識を変えられる大きなきっかけが、この距離感の島にある、ということはとても素晴らしいことだと改めて感じた旅になった。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。また是非参加してください!

into the blueでの2019年度の御蔵島ドルフィンスイムスは、今のところ、全て満席、キャンセル待ちとなっています

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