昨日、ペリリューでのダイビング最終日だった。潜ったのはペリリューエクスプレス。流れはそんなに無かった(ペリリューにしてはですよ)のだが、一人が緊張のあまりエントリー直後に脱落。
ダウンカレントを気にするあまりBCにエアを入れ過ぎて浮上していった。そこではまったくダウンカレントは発生していなかったんだけど。エントリー前のブリーフィングで緊張してしまったようだ。ボートがピックアップするのを確認した後、他のゲスト2名と秋野さんと一緒にコーナーの先端に向ってさらに進む。
今日の潮はコーナーサイドでは無く、エクスプレス側に流れていた。それほど強烈では無い(ペリリューにしてはですよ。ブルーコーナーでこの流れなら激流です)ので、下にロウニンアジの群れを発見したので、そのまま一気に潜行して撮影。しかし、リーフより下に落ちたところで、ダウンカレントが入っていることに撮影していて、耳が痛くなることからわった。同じ水深(30m)に留まって撮影していたはずが、コンピューター見たら、40オーバー。今回は他にゲストもいるので、そこで撮影を諦めて浮上を始めました。
リーフの影に隠れて、流れをやり過ごし、ドロップオフにたどりついたのだが、ゲストの一人がリーフより上を泳いで戻ってこようとしていて、流れに捕まり戻れない。どうやらエアが少なくなって、深く入るのを恐れたために、余計たどりつけなくなってしまったようだ。秋野さんが助けに行ったけど、もう流れに逆らうのは無理だったので、僕ともう一人のゲストに浮上のサインを送ってきた。
しかし、もう一人のゲストは壁にへばりついていて、そのサインを見る事ができない様子だったので、僕が何度か合図を送って一緒に浮上。ロウニンアジは多少撮影できたけど、初日程ではなかった。今回のメンバーは400~700本のダイビング経験のある人たちばかり。それでもこれだけ緊張するポイントなのだ。僕もいまだに潜るの恐いもん、このポイントは。それだけ謙虚に、冷静に潜らないといけない、なめてかかると恐いポイントだ。
この日、2本目からさらに4人が合流、計10人(ガイドの井口さんも加わり)イエローウォールへ。波が高くて、ちょっとエントリーに苦労したが、まあそんなに何事も無く終えた。ここは12月に秋野さんがカジキ一度に11匹を一度に見てるポイントだったので、僕も目を凝らして探したけど、結局見れなかった。
僕は2本でこの日は終了。しかし、ここで問題発生、昼の休息中に、秋野さんが車でサービスに戻る途中に、車を転倒させてしまい、車が大破。秋野さんも頭と肩を強く打って、急きょコロールに戻りCTスキャンを撮って戻ってきた。頭はまるでコブダイのように腫れ上がり、触ると水がたまって、ぷにゅぷにゅしていた。それでも、大丈夫と言って、夜のバーベキューパーティーでゲストのケアをしていた。頭を冷やすのが良いというので、海友用のネツサマシートを何個かあげたけど、本当に心配だ。そのため、今日からはソアイが急きょヘルプで入ってきて、ガイドをする事になった。この後、体調が悪化しない事を願っている。
14日、ダイビングも陸撮もせず、午前中は事故で怪我をした秋野さんの代わりに、ボートにタンクや弁当を運んだり、車を南の港から北の港に移動させたりしていた。朝、 ムチウチの症状が出て、起きて来れなかった秋野さんの代わりに、コロールからソアイが到着。それでも責任感の強い秋野さんは、車を運転したり、自分のできる範囲の事を一生懸命やっていた。ゆっくり休んでればいいのにと思ったんだけどね。
で、せっかくだからと事故った車の前で記念撮影。そして、島を出発する前に、スタッフの皆と一緒に記念撮影後、ダイビングに行く前に、コロールまでの経由地であるカープ島に送ってもらう。ボートが港を離れて行く間、秋野さん、井口さん、ランダが見えなくなるまで手を振ってくれていた。はたして海友にはどこまで見えていたかわからないけど。とにかく、楽しいペリリュー島での生活はこれでお終い。「また来年もWEB-LUEで取材やりましょう!」と秋野さんが言ってくれた。その時にまた海友を連れてこれるかどうかわからないけど、島の皆に親切にしてもらった思い出は、きっと小さな海友の心の中に残り続けると思います。
デイドリームペリリューステーションのスタッフ+ヘルプでコロールからやってきたソアイと一緒に記念撮影
取材を行ったデイドリームパラオのHP
https://www.daydream.to/palau/
取材を行ったデイドリームペリリューステーションのHP
https://daydream.to/peleliu/index.html