INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

快晴!アシカはかわいい!!2007 西オーストラリア

2007.01.13 / Author.


1月12日
朝から快晴!快晴!雲一つ無い超快晴!気温も上がる完全な真夏日。皆気合十分で向かえのバスに乗り込み、ジェティーへ向かう。今日はエスペランスに一緒に行っていた、サラちゃんともう一人の女の子が一緒に乗船。今回、18人乗りのボートを10人限定という条件付にしてもらって、セミチャーター。こちらで10人集まらなかった日には、現地で人数を10人まで集めてよいということにしていた。

撮影する人も多いから、アシカの数に比べて18人もいるとやはり数的に多すぎる印象があったので、セミチャーターのスタイルを取らせてもらった。ちなみに、ビーチに寝転んでいるアシカの数はだいたい20数頭。
今日は島に到着するなり、僕は早速ウエットに着替えて、即効でエントリー。金曜日だし、天気も良いし、他のボートが来る可能性も高かったので、午前中が勝負と思ったからだ。
皆も後に続く。
実は、以前よりアシカスイムのルールが厳しくなっている。これは、西オーストラリアの政府機関でもあるCALMという海洋哺乳類保護を目的とした部門が、年々ルールを厳しくしていっているのが原因。確かに都市に近い島だし、保護のために規則を設定するのはある程度しかたないことだとは思うのだが、どうも矛盾している点が多い。
今回もかなり強烈にそのことを感じた。以前は島に上陸して、好きなようにアシカを撮影できていたのだけど、今では、ビーチの半分は立ち入り禁止になり、杭で区切られている。それに、上陸オッケーのはずの反対の半分も何故か僕らは1名だけなんとか許可をもらって交代で上陸させてもらっているのだが、ローカルのボートはルールを知らないのもあるのか、まったく平気でアシカの眠るビーチにボートを乗り上げて、上陸。立ち入り禁止のエリアだろうがなんだろうが平気で歩きまわっている。
このルール、あくまでツアー目的の業者に対してだけ厳しくして、一般の人々はほとんど治外法権状態。これでは自分たちだけが規制されているみたいで、どうも不に落ちない。それでも、まあこちらの要望を聞いてくれて、なんとか撮影しやすいようにと、ボートキャプテンのディックが対応してくれているし、ある程度のことは大目に見てくれたりしているので、こちらも極力、彼の迷惑にならないように気をつけて撮影を行うようにしている。
で、今日の朝はMさんが上陸して撮影をすることに。白いバケツにカメラを入れて、ボートから泳いで上陸。そこまではいいのだけど、何故かこのくそ厚いのに、フードを被ったまま、そして白いバケツとカメラを手に持って、ビーチを歩き続けて撮影を行っていた。
海側からその様子を見ていると、まるで海岸に打ち上げられた海藻でも収穫している海女さんみたいで、奇妙だ。アシカの動向よりそちらの方が気になって仕方無い。TWと二人で「何でフード被ったままなのかな?」「何でかな、意味ないよね」「アシカより気になるよね」「長いレンズ持ってたら、あの格好撮影したいよね」と噂話をしていた。
Mさんは当然そんなことはお構いなしで、フード被ったまま、アシカを撮り続けていた。

しばらくして、5~6頭のアシカたちが一気に海に入ってきた。コンディションも良いし、早速皆それぞれのアシカと泳いだり、撮影をしたりし始めた。かなりの長時間、アシカたちを撮影することができた。今日の奴は、中にとてもフィンに興味を持つアシカがいて、フィンを差し出すと、あまがみしてしばらく離さない子とかもいた。
生まれて3年目くらいの若いアシカたちは、目がぱっちりしていて、顔つきもかわいいし、本当に犬みたいだ。イルカともマナティーとも違う愛嬌のよさが、アシカの魅力。それに、この辺は遠浅で、撮影する場所もだいたい1m~2mくらいの深さしかない。深くてもせいぜい4~5m。だから安心して撮影していられる。

サラちゃんは、最初ウエットを着ていたのだけど、ウエイトをつけていないので、沈めないため、途中で脱いでしまって、水着でアシカと泳いでいた。まあ、天気も良いので、長時間でなければ全然平気な水温のようだ。多分23~4度はある。まあ、僕にはちょっと寒いので、水着にはなれないけど。
そうこうしているうちに、どんどんとプライベートボートなどが集まってきた。10隻以上はある。アシカも上陸してしまったり、どこかに泳ぎ去ってしまったので、皆しばらく船上でランチを食べて休憩する。
昨日と違ってコンディションが良いので、皆、写真もかなり良いのが撮影できていたようだ。
2時の引き上げを前に再度僕が先頭で、アシカのいるビーチ手前まで向かう。しばらくすると数頭のアシカたちが海に入ってきたので、それを撮影。しかし、アシカの数に対して、撮影する人の数が多くて、思うようには撮影できなかった。
2時前に島を離れて岐路に着く。バスでは途中パース市街が見渡せるキングスパークに寄ってもらって撮影。ここは僕も好きな場所だ。取材に訪れるたび、1日は必ずここに来て広くて綺麗な芝生の上で野転んでぼ~っとする。今日は一人ではないからそんな時間的余裕は無かったのが残念だったけど。
ホテルに戻ってからは、僕は3年前にバハマのドルフィンクルーズにも参加したことのあるマルちゃんが、今パースに住んでいると出発前に連絡があったので、ホテルに迎えに来てもらって、食事をした。
パースにいるのだけど、まだアシカと泳いだことがなくて、一度泳いでみたかったというので、明日、友達と二人で、僕らのボートに乗船することになった。明日も天気はかなり良いらしい。

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