INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

4連続ジンベエ遭遇クルーズ

2008.01.22 / Author.

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本日、カオラックのediveによる、アンダマン海クルーズから戻ってきた。今回も前半風があったので、シミラン諸島周辺のポイントでダイビングして、2日目には、ボン島、タチャイ島を経由して、3日目の早朝にはリチェリューロックに到着。

周囲には11隻ものダイビングボートが停泊していた。このポイントでの狙いの一つはジンベエザメ。過去に、ediveのクルーズでは、3連続でジンベエザメに遭遇していた。しかし、タイの辛い食事のために、体調を崩していて、1本目はスキップすることに。
「もしジンベエが出たら教えてね」とガイドのキョウちゃんたちに伝えて部屋で休むことにしようと思ったそのとき、「ジンベエ!ジンベエ!越智さ~ん!ジンベエでましたよ!」と呼び出される。
「え~、でもまだリチェリューロックに接近してないじゃん」と思いながら慌ててダイブデッキに向かった。どうやら、船の真下にジンベエが出たらしい。他の船を見回すと、まだ気づいていないらしく、船上でブリーフィングなどを行っていた。
僕は、慌ててウエットスーツを着ながらも、前回乗船していたウエストコーストのボートが目の前にいたので、「下にジンベエいるよ!」と叫んで教えてあげたのだけど、どうやら、半信半疑みたいだった。
そんなことをしていると、このダイビングで担当ガイドのアキちゃんに、「越智さん!いいから早く!」と怒鳴られて、慌てて機材を付けて海に入ろうとしたら、カメラが無い。「あれ!?カメラは?」とスタッフに聞くと「アキちゃんが持って入りました!」とのこと。
僕は何も持たずに慌てて海に飛び込むと、目の前でカメラを持ったアキちゃんと、その向こうにジンベエザメの姿が。全速力でアキちゃんに近づくと、まるでラグビーのボールを受け取るようにカメラを受け取り、ジンベエザメに向かってダッシュ。
流れも弱かったし、ジンベエもゆっくり泳いでいたので、しばらく撮影するjことができた。しかし、他の船ダイバーたちが無線などを聞きつけて、海中に姿を見せたとにきは、ジンベエザメは海中深くへと泳ぎ去ってしまっていた。
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その後、その位置から50名は下らないだろうというダイバーが、かなり離れたリチェリューロックまで集団で中層を泳ぎ続ける姿は壮観だった。ある意味ジンベエよりすごいというか・・・・。僕とアキちゃんは早々に船にピックアップしてもらい、船を寄せてもらって再度エントリーした。
これで、ediveのタイ、アンダマン海クルーズでジンベエに遭遇4連続記録達成。今までのゲストの中でも、3連続は一人だけいるけど、4連続はいないとのこと。さて、明日からのクルーズでは、さらに記録更新なるか・・・。
このように、僕の海中撮影は、現地ガイドの迅速なアシストがあって、行われているわけだ。特にediveは毎年取材で訪れているから、気心の知れたスタッフがそろい、自分のスローなペースもよく理解してくれているから、このような連携プレーが可能なわけだけど。。。でもやっぱりこの海でも僕のカメラはガイドの人たちに好き勝手に使われているけど。

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