INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

ダイバーを幸せにする、スマイル・マンタ(edive・2回目のクルーズ)

2008.01.26 / Author.

IMG_8539.jpg
先ほど、edaiveでの2回目のクルーズから下船した。今回は残念ながら、5回連続ジンベエ遭遇はならなかった。

でも、まあ、4回連続で見れただけでもラッキーだった。今回は、面白くて個性的なキャラのゲストが多く乗船していて、クルーズ初夜から、大騒ぎ。連日楽しい船上生活を過ごした。
今日はこの後プーケットに移動して、再度D.O.でプーケットデイトリップの取材を行うので、あまり長くかけないのだけど、ひとつだけ。
今シーズン、アンダマンクルーズでのボン島のマンタ遭遇率は、今のところあまりよくはないようで、昨年はエントリーすれば眼下に数匹のマンタが見れたのうな状況が続いたけど、今回は毎回1匹見れればラッキーという感じ。しかも、遭遇してもすぐに方向転換して逃げてしまって、なかなか近寄れない。
それでも、僕は、毎回マンタを撮影できてるからまあ、ラッキーと言えばラッキーだったのだけど。今回のマンタは特別だった。
ダイビングも終盤に差し掛かったころ、僕のガイド担当のしょうじ君がマンタを発見。他のゲストにもわかるように連続して、タンクを激しく鳴らす。僕は、最初マンタの斜め上から撮影。マンタはその後素っ気無く通過して泳ぎ去ってしまうかに見えたのだけど、少しするとホバリング状態に。
(もしかしたら、もう一度近づけるかも)と流れに逆らって接近を試みると、マンタがUターンしてこちらに向かってきた。(もう一度狙える!)と思いカメラを構えると、そのマンタは、上方に向かって優雅に翻り、僕にお腹を見せてゆっくりと泳ぎ去った。
そのときのマンタが上の写真。撮影しながら思わず(なんだ~、こいつ~(笑))と笑ってしまったのは言うまでもありませんでした。
ジンベエは見れなかったけど、なんだかとても幸せになれた気分。結局このマンタを見れたのは、しょうじ君と僕だけだったけど、船に戻ってスタッフやゲストの人たちに写真を見せたら、「これは幸せになるね~」と喜んでくれた。
1枚の写真で、人を幸せにできる、こういう写真が撮れたときが一番嬉しい。でも、僕の写真というよりは、このマンタが幸せにしてくれてるんだけどね。

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