INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

ペリリュー、カメラ水没、イレズミの産卵半月からスタート

2008.04.04 / Author.

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ペリリューに到着して、ダイビング2日目、キャノン5Dが水没した。まだ先は長いのに、40D1台では心元無い。遠藤さんにD80とネクサスのハウジングを借りてみたものの、使い慣れていないし、フルサイズでないこともあり、どうもしっくり来ない。

急遽日本に帰国中だった、デイドリームの秋野さんにスカイプで連絡を取り、5Dを購入してもらう。28日にパラオに戻ってきて、29日に別の人に託された5Dが手元に届いた。その間は、新たに購入した40DにSEA&SEAのハウジングを装着しての取材が続いた。レンズの選択を悩む必要が無くなった分、今までとは違った興味深い撮影ができた。
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そして、イレズミフエダイの産卵は、やはり予期していた通り、半月の日から開始された。まだ暗いペリリューコーナーの棚の上では、体色を黒くして、激しくメスを追い掛け回し、精子をジェット噴射のように噴出するオスのイレズミフエダイたちの激しい戦いが繰り広げられていた。
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昨年経験しているだけど、待ちに待った瞬間に、やはり興奮は隠し切れなかった。それでも、昨年は、不意をつかれて、まったく撮影できなかったことに比べればかなり冷静に撮影に挑んでいた。
それでも、産卵の瞬間をカメラで抑えるのは至難の業だ。「これはビデオの方が絶対面白いよな~」と思いながら、それでも写真を撮る方が好きだから、なんとか1枚の写真で納得できる瞬間を押さえたいと必死に挑むのだけど、結果は惨敗。
後数日は続くはずだから、また新たな作戦を考えなければいけない。しかし、潮の流れ、他のダイバーの動きなど、まったく同じ条件での撮影はあり得ない。
ペリリューの海は、そう簡単に満足いける写真が撮れる海ではないと実感する。だから、毎年、2週間も滞在しているのだけど・・・。今年もまた、満足行く写真が撮れないまま、帰国しそうなのが悩みの種だ。
それに、今回、ブルなどのサメもあまり見ていないのも悩みの種の一つ。しかし、僕が来てから、すでに、イエローウォールでのバショウカジキ、マーリンの目撃回数は3回。アンティアス2というポイントでも1回。そういう意味では期待したい。
明日から、秋野さんも10ヶ月の祐太君を連れてペリリューにやってくる。
デイドリームペリリューステーション

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