INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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ブルームからダーウィンへ、キンバリーの渓谷を巡る。淡水ワニと海水ワニ

2008.05.26 / Author.

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今はすでに日本に帰国している。次のバハマの準備で忙しいので、なかなかオーストラリアの続きをなかなかアップできていなかった。

数日たって、少し落ち着いてきたので、続きをアップすることにする。ブルームからダーウィンまでの9日間の行程では、毎日のように、渓谷や滝などを巡る、キンバリーの大自然に触れる旅だった。
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特に印象に残ったのは、全長750mに及ぶ、自然洞窟の中を流れるトンネルクリークや、落差何メートルもある渓谷の岩山から流れ落ちるいくつもの滝。今の時期は雨季から乾季に変わったばかりなので、水量も豊富だが、乾季のまっただなかになると、完全に水が干上がってしまうところも多いようだ。
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皆は車から降りて、岩むき出しのトレールを歩き、汗ばんだ身体を滝つぼにつかって、クールダウンさせてはバスに戻り、次の渓谷を目指した。
乾燥しているからか、水に浸かっても、衣類はすぐに乾燥してしまう。カリジニでは、無数の蟲に悩まされる一幕もあったが、このキンバリーでは、場所によっては淡水ワニが生息している渓谷もある。
淡水ワニは成長しても体調3mくらい、凶暴な海水ワニ(最大8mくらになる)に比べて、こちらから危害を加えない限り、危険は無い(harmless)と言われても、目の前に浮いている場所で泳ぐのはちょっと気が引ける。ワニをサメに例えるならば、淡水ワニはホワイトチップシャーク、海水ワニはホホジロザメみたいな感じなのだろうか。この写真は淡水ワニだけど、近づくとこうやって口空けて警戒されると、とてもharmlessには見えないけど。
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それに、川の水が増加する雨季になると、僕らが泳いでいた滝つぼにまで凶暴な海水ワニが姿を見せることもある。と言われると、どこまで安心して水に浸かっていればいいのか疑問だったが、皆あまり気にせずに、すぐに水着になって、滝つぼに飛び込んだりしていた。慣れというのは恐ろしいものだ。

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