INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

TUSAのダイブコンピューターIQ-850 DC-Sapience Ⅱ試着

2009.01.11 / Author.

P1000001.jpg
今回のパラオは、Panasonic LUMIX シリーズ4機種のサンプル撮影撮りがメインになるのだけど、今回もTUSAの新機材も使用することになっている。

特に注目すべきは、2009年春に発売予定の新ダイビングコンピュータIQ-850 DC-Sapience Ⅱ(写真右。左は現在発売されているIQ-850 DC-Sapience)。
何が注目かというと、説明が長くなってしまうので、ここではあまり詳しく説明しないが、体内組織には、窒素を蓄積しやすく、放出しやすい組織と、蓄積しにくく、放出しにくい組織があり、その組織を12のコンパートメントに分けて、どこの組織に今現在一番窒素が蓄積されているかがバーグラフでわかるようになっているという。
ダイバーの減圧症患者が増えたのは、ダイビングコンピュータを使うようになってからだとか。DCの支持通り潜っていれば、安心ということではないようで、その表示を過信しすぎることによって、発症しているケースが多いのだそうだ。
特に危険なのが、深い場所ではbなくて15m付近での箱型潜水。これは、ひとつの被写体を粘りに粘って撮影するために、同じ水深に長く滞在してしまうカメラマンとしては、非常に興味のある情報だ。
詳しく知りたい方はTUSAのHP「減圧症の予防を知ろう!」のPDFをご覧ください。減圧症に関して、及び、IQ-850 DC-Sapience Ⅱの機能に関して詳しく説明が掲載されている。
とにかく、この増えている減圧症ダイバーを減少させるためには、画期的な新世代ダイビングコンピュータということで、その詳細に関しても、現地でリポート可能であればリポートしたいと思う。
日常生活中に時計のように装着できる手軽さはないが、大きい分、ダイビングコンピュータとしての海中での見やすさは、今まで使用していたDCの中でも突出している。減圧3分前、浮上速度が速いなどのときに、警告音でなく、バイブレーション機能によって通知されるのも、効果的だし、警告音が耳ざわりになることもない。その辺はIQ-850 DC-Sapienceの機能を踏襲している。
ダイビングの安全性向上に一役買うことができるか、期待のダイビングコンピュータだ。

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