日にちが前後するのだけど、ポンペイに到着した日、宿泊するクリフレインボーホテルの庭で、シャカオ作りをしていたので、撮影させてもらうことにした。その横で座っていたポンペイ人の男性が、「前に、桜庭和志が遊びに来たことがある」と言い出した。聞くと、友達だと言う。

何で？何で友達？と訪ねると、１９９５年か、６年に埼玉アリーナで開催された、プライドのリングで、あのバンダレイ-シウバと対戦したことがあると言い出した。「え〜？そうなの！」と驚いたのだけど、そんなに熱狂的なわけではないので、まったく知らない。
話を聞いていると、町中に道場を持っているというので、見学しに行くことにした。名前は「KOT DOJO」。KOTの意味は？と訪ねたら、ミクロネシアの首都、コロニアタウンの略なのだそうだ。
道場の中には、ベンチプレスなどの機械に、サンドバッグやパンチングボールも揃い、一番奥には、狭いながらもスパーリング練習も行なえるスペースもあった。
実は、今月オープンしたばかりだそうで、現在は、子供たち１０人程と、大人たちを不定期で教えているそうだ。一般の人でも、この道場を解放していて、１ヶ月会員は３０ドル。１日だけの利用も可能で、５ドルと言っていた。
サンドバッグを蹴らしてもらったのだけど、「スジがいい」と驚かれた。昔、空手を習っていたことは、黙っておいた。
パートナーが、クロアチアから来たキックボクシング経験者。別にプライドとかに参戦していたわけではなくて、ごく普通に経験者らしい。
南の島まで来て、トレーニングとかする気は無いと思うけど、もしかしたら、そのうち桜庭とか、その関係者がトレーニングにやってくるかもしれないな〜なんて、期待したりして。