INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

Photographer Takaji Ochi Official Site INTOTHEBLUE水中写真家 越智隆治

Official SNS
Facebook
Twitter
Instagrum

Blog

SpecialTrip Blog
バハマ ドルフィンクルーズ

2008バハマドルフィンクルーズ5週目、最終週のトリッキーなイルカたち

2008.07.12 / Author.

IMG_3194_edited-1.jpg
ディズニーワールドで1週休暇(?・・・自分にはまったく休暇にはならなかったような気がするけど)を挟んで、最終5週目のチャータークルーズ船に乗船。本日無事にフロリダのウエストパームビーチに帰港した。

今週のメンバーの中には、昨年の5週目(同じ週)に乗船していたリピーターたちもいて、気合が入っているようだった。
しかし、今年も何故か昼間にイルカたちがなかなか見つからない。昨年と同じような状況が続いた。違いは、昨年は快晴で、海も青かったのだけど、今年は透明度が悪く、波もあり、曇りの日が多かったこと。こういう条件下では、イルカたちを見つけ辛いのは当然なので、実際には、昨年のような好条件で見つからない方が不思議だったのだけど。
今回、遊びモードのいるイルカの10数頭の群れを見つけて、一泳ぎして、さあ、もう一度群れにアプローチしてまた泳ぐぞ!と気合を入れていたのに、その群れをキャプテンが見失ってしまった。最初は「え~、何で?1~2頭ならわかるけど、10頭以上いるのに?」と不満に思ったのだけど、実際にバウでイルカを探してみると、透明度の悪い、グリーンの海では、イルカの体色が海に同化して見つけづらい。
それに加えて、今週のマダライルカたちは、行動が妙にトリッキーで、息子の海友は「ニンジャ・イルカ」と呼んでいた。何故かというと、透明度が悪くて、普通ならかなり先にいるイルカたちを見つけることができるのに、今回はかなり目前になって見つかることが多く、その上、「さあ、バウライドしてくれ」と思って待っているのだけど、一度背びれを目視しただけで、その後海中に潜ってしまって、姿がまったく見えなくなってしまうことが多々あったからだ。
この海域ではバンドウイルカたちが、そういうふうな行動を取ることは結構あるのだけど、マダライルカたちがそんな行動を取ることはかなり珍しい。「船を避けているとしか思えない」と思える行動。
クルーの中には、「前の週がアメリカの独立記念日で、週末に多くのプライベートボートがこの海域にやって来て、イルカを追い掛け回すから、その翌週はイルカたちが船を避けるようになるんだ」という意見もある。しかし、昨年は1日目は沢山遊んでくれたし、今週も見失ってしまったけど、遊びモードのイルカたちと遭遇した。
何にしても、今週のイルカたちの行動は、最初から最後までトリッキーなことが多くて、キャプテンスコットも「何故だろう?」と首をかしげていた。
自分で過去の状況をHPで調べてみたのだけど、7月2週目でのクルーズは今年で3年目くらいなので、あまりはっきりしたことは言えない。
他にも、昨年と同じだったのは、ナイトドルフィンスイミングになると、イルカたちがやたらにはしゃいでいる感じがすること。今年は昨年同様5週間(25日間)でナイトドルフィンを13回行った。
5週目も3回ナイトを行ったのだけど、他の週に比べても、かなり面白いシーンに目撃した。ギンガメアジを集団で追い掛け回したり、船の周囲に集まってくる個体数も他の週よりも多かった。これは昨年も同じ。
IMG_3272_edited-1.jpg
IMG_3317.jpg
今年は、海の透明度が悪くて、そのまま終わっちゃうかなと思ったのだけど、最終日に海も穏やかになり、透明度も増してきた。でも、午前中は透明度が良いにも関わらず、イルカが見つからなかったので、ランチ休憩中には、バウで皆「何でイルカいないの?」と首をすぼめてみたり、「イルカがバウライドしてくれないなら、自分たちでバウライドしちゃうぞ」ということで、皆でバウでそろって泳いでみたりしていた。
IMG_0899.jpg
IMG_0922.jpg
しかし、ランチ休憩後の2時30分くらいからはイルカたちがやってきてくれて、終了の6時まで、ずっとイルカたちと泳ぎ続けた。
IMG_3500.jpg
IMG_3533_edited-1.jpg
トリッキーなイルカたちの行動に翻弄された週だったけど、最終日にクリアな海で沢山のイルカたちと泳ぐことができて良かった。最終日、ドルフィンサイトを離れ、フロリダに向かう船上からは、水平線に沈む太陽のグリーンフラッシュも見ることができた。
IMG_3581.jpg

RecentEntry

  • カテゴリーなし