INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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バハマ ドルフィンクルーズ

2003バハマドルフィンクルーズ・2NDクルーズ:サメ好きジョニーの巻3

2003.06.09 / Author.

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2003/6/9 (月)昨日の宣言通り、気合の入ったセーラは6時過ぎに船を動かしはじめた。ホワイトサンドリッジに着くと、すでにガルフストリームイーグル号とネクトンパイロット号が停泊していた。昨日、ステネラ号にも海上で遭遇したし、シェアウォーター号らしき船も目撃したので、今週はこの海域でドルフィンクルーズをしている船はドリームトゥー号も入れて少なくとも5隻はいることになる。この他、ハンキーパンキー号やボトムタイムトゥー号、オーシャンエクスプローラー号などもここでドルフィンクルーズを行う事もある。海域が広いので御蔵島のように船が密集するという事はないが、やはりあまり船は多く無い方が良い。セーラが気合を入れて早くからイルカを探しはじめたのもそのためだ。

風は弱まり、海も徐々に穏やかになってきた。水平線には点々とドルフィンクルーズをしている船が見える。無線で他の船の状況などを確認するが、昼になっても、どの船もイルカを見つけていなかった。これだけの船がいるのにイルカが見あたらないとなると、今日はホワイトサンドリッジにはイルカはいないかもしれない。少し南に下って探したが、見つけたのは遊ぶ気の無いバンドウイルカだけ。
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今日は泳げずに終わるかなと思ったのだが、午後遅くになって現れた2頭のバンドウは、逃げずに船に近づいてきたので、だめもとで潜ってみた。思いのほかバンドウたちがゆっくりした動きで遊んでくれたので、しばらく彼らにつき合ってもらう事にした。何度かエントリーを繰り返し遊ぶ事ができたが、気がついたら空に無気味な黒雲が広がっていたので、ドルフィンスイムを切り上げて雲を避けるために移動した。でも、あまりにも海の色と空の暗さのコントラストが美しくて不思議なイメージだったので、しばらく皆はその風景を撮影し続けていた。
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タイセイヨウマダライルカに関してだが、今日みたいに、これだけの船がいながらまったく見つからない日もある。一体どこにいってしまうのか..? でも、普段はあまり遊んでくれないバンドウイルカが、こういうときに遊んでくれると、本当に嬉しい。ジョンは「写真も結構良いの撮れたし、もう、すっごく満足できた」と喜んでいたし、今日イルカと泳ぐことができたワニさんには「もう、帰ってもいいくらい楽しかった」と言われたが「ドルフィンサイトの実力はまだまだこんなものじゃないから、これで満足しないでね」とミナは言っていた。でも、皆が楽しんでくれて本当に良かった。どうやら他の船はイルカと遊べなかったようだ。諦めずにイルカを探してくれたクルーに感謝した一日だった。
明日は5時に船をスタートさせて、北上することになった。バナナで遊んでいる場合ではないのだ。早く寝なければ。
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幸せそうにバナナの匂いを嗅ぐウータン、メス(3・歳、恋人募集中)
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幸せそうにバナナの匂いを嗅ぐオランウータン、オス(5歳)
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今日のデザート (photo by Mina)

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