6月27日(日曜日)
メキシコ湾に、熱低が接近していて、オイルの処理作業に影響が出るのではないかと心配するニュースが流れていて、バハマにもハリケーンの影響が出てくるのではと心配したが、熱低はかなり離れていて、風も予報よりも、穏やかで、天気も悪くない。
南東からの風で、少し横揺れを感じながら、ウエストエンドに到着。ステネラのキャプテン、ピーターが船を訪れた。
10時過ぎに北を目指して北上。4時前にホワイトサンドリッジに到着したが、イルカが見つからない。リトルバハマバンクのかなり内側の緑が買った海域に移動してやっと、5時半頃に15頭くらいのイルカの群れに遭遇。しかし、見慣れない個体が多かった。
エントリーしてみるが、水中でちらっと見れただけで、皆泳ぎ去ってしまった。その後は透明度が悪い事もあり、この群れを見失った。
結局この日、日中はこれ以外イルカに会うことなく終了した。
スコットが「ナイトにトライする」というので、皆に伝えて、外洋でエンジンを止めて待っていると、イルカが現れた。
泳げるかなと思ったのだけど、それと同時に大きなサメが姿を見せたので、皆泳ぐのを躊躇っている間に、イルカも姿を消した。
場所を移動してイルカと泳ぐことに。到着した場所には、すごい数の小魚(多分イワシ)の群れ。あまりの多さに、手づかみできるくらい。
ゲストの橋本さんが、踊り食いを始めたので、皆醤油に付けて、そのまま食べる。かなり美味しかった。その後フライにもしてもらって食べる。
イルカがやってきたので、泳ぐことに。しかし、小魚が多過ぎて、身体に当たってくるし、フィンやラッシュの中にまで、入ってくるのが煩わしかった。
しかし、こんなに小魚(多分イワシ)が群れている状態は、ここでは初めてみた。イルカもかなりの数やってきてくれて、泳ぎも堪能できて、皆満足していた。
11時まで皆泳ぎ、終了。
一応、初日もイルカと泳ぐことができた。
6月28日(月曜日)
風は、少し強く南西から吹いている。雲は多いが、晴れ。
ステネラもイルカを探しているのが、遠くに確認できた。午前中は一度イルカ5頭(大人の群れ)を発見して、エントリーするが、ちょっと様子を見て、泳いだだけで行ってしまった。その後も別の4頭(親子)を見つけてエントリーするが、多少泳いだものの、すぐに泳ぎ去ってしまった。
最初のエントリーのポイントが、アングルアイアンレックだった。昔は、ここに灯台が建っていたそうだ。
その後は海に入ることも無く終わる。昨日同様ほとんどのエリアがかなりグリーンがかっていて、撮影には適さない。
1時過ぎに船をホワイトサンドリッジに停泊させて、ランチ休憩。サンドダラーを拾おうとしたけど、あまり落ちていなかった。
皆、サンドダラーを記念に持ち帰りたいというので、見つけたら、拾うようにしよう。
午後4時過ぎ、再び船をスタートさせる。スコットに確認すると、どうやらステネラがイルカを持っているとのこと。しかし、昼間なので、あまり遊びモードでは無いらしい。
しばらくリサーチしたら、こちらにイルカを譲ってくれるということだった。船を動かしてすぐに、スコットがキャプテンルームから出て来た。「何?」と聞くと「すぐ用意しろ」とだけ伝えてトップデッキの操船場に上がる。船の前を見ると、ステネラがこちらに向かってきていた。イルカを譲ってくれるようだったので、慌てて皆に、「イルカ!泳ぐ用意して!」と伝えるが、すでにイルカは船の目の前に来ていて、僕だけ海に飛び込んだ。
しかし、やはり群れで移動している。後から皆も飛び込んで来たけど、すでに泳ぎ去って行ってしまった。ここもやはり海はグリーン。
そのため、イルカが泳ぎ去ったら、すぐに船に戻って、追跡しないと、グリーンの海では、簡単にイルカたちを見失ってしまう。
今週は、初バハマの人がほとんどで、リピーターは3人。皆に、泳ぎ終わったら、すぐに船に戻るように告げて、僕は、戻るとすぐにイルカがどこに泳ぎ去っていくかを確認して、目を離さないようにした。
スコットだけでは、探し切れないから、何人かでこうして探した方が、こういうコンディションの時は、イルカを探す効率が上がる。
しばらくは、ワンチャンスでイルカにアプローチして、すぐに船に戻り、またイルカを見つけてアプローチするというのを繰り返した。通常の透明度の高い状況であれば、スコットに任せておけばいいのだけど、僕は船に戻る度に、バウに行き、イルカの行方を探して、時にはイルカを見失っていたスコットに、イルカの居場所を教えた。
午後遅くなるに連れて、徐々にイルカたちも遊びモードになってきた。バンドウイルカ2頭や、馴染みの顔ぶれも揃って、1時間程泳ぐことができた。
7時過ぎ、まだイルカとは泳げるのだけど、僕はグレッグと一緒にバウでビールで乾杯して、この日のスイミングを終了した。
結局その後イルカは現れず、終了。ナイトをすることに。僕はナイトの間も何人かとルミキューブをしていた。
昨日のような興奮は無かったようだけど、この夜もイルカたちが来てくれて、ナイトドルフィンスイミングを楽しむことができた。