2009年のトンガホエールスイム参加者の方たちに持って来てもらった、鉛筆。生前にスキッパーのオンゴに、「離島の子供たちに渡して、その写真を撮ってきてね。皆にも報告したいから」と託したのだけど、オンゴは僕らがトンガを離れるのを待っていたかのように他界した。
その後、元教師であるオンゴの意思を継いで、鉛筆を持っていってくれる人がいるかなと少し心配していたのだけど、先日、2年前にジャイカのボランティアとして、ババウに赴任していた、タカコさん(僕の歯の治療もしてくれたことがある)が、任期終了後もトンガのNGOにボランティアとして参加していて、今年の11月に、トンガの離島の子供たちの歯科検診に訪れた。
彼女は、2008年のトンガホエールフレンドシッププロジェクトでも、現地側の活動を担当してくれていた。というかほとんどメインで活動してくれていた人。
そのときに、鉛筆の話を聞き、「それでは、私が代わりに、渡してきます」と離島を回り、歯の検診をしながら、皆が持ってきた鉛筆を、「日本人でホエールウォッチングにきた観光客の人たちからのプレゼントです。大切にしてしっかり勉強してください」と、トンガ人からこどもたちに伝えてもらい、離島にある11の小学校のうちの8校(3校は、その日お休みでした)の約200人の子供たちに、一人1本ずつ消しゴム付き鉛筆を手渡してきました。(消しゴム付きが、ポイントです!)という報告を子供たちにの写真と一緒に頂きました。
離島の子供たち、鉛筆もなかなか手に入らないので、みんなとても喜んでいました。とのことです。日本にいたら、大人になっちゃったら、とても些細な事のような小さな思いも、場所が変われば、子供たちにとってみれば、とっても嬉しい出来事になったるするんだと思います。
タカコさんには感謝です。皆さんも本当にありがとうございました。ちょっとカット数多いけど、タカコさんから送られてきた写真、全部アップさせてもらいました。みんな良い顔してますね。