INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

2011年トンガホエールスイムweek2 day2(day7) 2組の親子。新しい個体

2011.08.26 / Author.

この日も南西からの風が強い。ボートコートを着ていても肌寒い。捜索可能エリアは、昨日と変わらない。
チャネルでシングルのブローを発見するが、すぐに姿を消した。ほとんどのボートが、チャネルとノースベイに集中してすでに捜索していたので、今日も順番待ちかなと内心思っていた。
プロティウスのスキッパーのマキからの連絡で、チャネル内の南の方でシンガーがいると言われてそちらに移動したけど、遠くで歌っているのを確認しただけだった。その後荒れているフンガ島とサブマリンロックの間を抜けて外洋側へ。
フンガの入り江に入り時間を潰し、またフンガ島に沿って外洋側を北へ移動する。まったくブローは見つからなかった。
結局この日も、チャネル内で順番待ちしている親子を待つことにした。しかし、何隻ものボートが続けて入るために、親子はどんどん荒れたチャネルの南の外の方へ移動してしまったので、他の船も追跡を諦めた。
僕らもその親子が戻って来ないかとそちらに移動したけど見つからないので、午後遅くに、クジラたちが外洋から島に入ってくるのを期待して、また午前中に捜索した外洋側を再度捜索に向かった。
すると、一番穏やかなエリアで昨日の午後泳いだ親子を発見。これで、3回目の遭遇。ゆっくり入水してみるが、母親は移動を始めた。とても浅いエリアだったので、移動しているところに何回か入水させてもらう。しばらくは留まらず、フンガの外洋の島すれすれを北へと移動していく。
_MG_3821.JPG
それにしてもこの母親は本当に島の側が好きだ。3回とも、島のすれすれをいつも移動していた。
途中で北からマレスキングが親子とエスコートと一緒に移動してきた。しかし、まだ泳げていないとの連絡。個体識別もしたかったので、僕らの親子と交換して、その3頭についてトライしたが、深く潜ってしまうので、姿を確認することが難しかった。
一度さけ浅いエリアに入ったときに、前からエントリーしてどうにか個体識別用の親子の撮影をした。
_MG_3843.JPG
後で調べたら、新しい個体で、これが今年16番目の親子と確認できた。
その後、また先の親子が移動して行った方へと戻りながら、帰路に着いた。しかし、案の定あの親子はフンガの島の側で留まっていた。そこで、エントリーすると、今度は母親も落ち着いていて、正面にさえ回り込まなければ、静かにしてくれていた。
最後に長い間一緒に側にいることができた。
_MG_3940.JPG

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