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イルカやクジラと泳ごう!INTO THE BLUE > Kid's Diary > 秘密基地/家
トンガから帰国した翌日、妻と子どもたちは、ケーキ作りの教室に行き、ピカチュウのケーキを作って帰ってきた。
型にはめるだけみたいだったから、簡単に作れたようで、そのまま食べても良かったのに、二人ともパパと一緒に分けて食べると、家まで持って帰ってくれた。
家族4人で分けて食べる、子どもたち手作りのピカチュウケーキは、どんな高級で美味しい食べ物より美味しい!・・・・とは言わないまでも、疲れて帰ってきた身には、何よりも励みになることは間違いないな。
一昨日は、リムジンバスで、ディズニーランドホテルまで戻ってきて、妻に車でそこまで迎えに来てもらった。車内でいつものように息子たちの話を聞くと、11月に予定していた家族でのヤップ旅行が、微妙になっていることに触れた。
今、中国資本が参入して、ヤップ人の大工さんたちと、自分たちで建てた小さなコテージのあるヤップのワチュラブ村に、巨大リゾートホテルを建設する話が進んでいて、僕らのコテージの真上にそのホテルが建つ予定になっているらしい。4000室の大ホテル。僕らの1階と2階に一部屋ずつの山小屋のようなコテージとは到底比べ物にならない。
今現在、推進派と反対派に別れて、色々な衝突が続いているらしく、反対派から、推進派の議員や中国関係者が襲われたりしているのだそうだ。
当初の予定では、僕らが家族で1年前から11月に行く予定を建てて飛行機のチケットも購入していたんだけど、その頃には、僕らのコテージは取り壊されて、工事が始まっている予定だったらしい。しかし、そうした両派の小競り合いから、着工が先送りになったりもしているとか。
このコテージは、子どもたちと壁のペンキを塗ったり、僕がベッドやテーブルを作ったり、妻と玄関の敷石を作ったり、皆で木を植えたり、そして村の人たちが作るの手伝ってくれた思い出のコテージだから、自分としては、残っていて欲しいと思うのだけど。
それに、巨大リゾートホテルが建てば、子どもたちの楽園だった、楽しくて、小さくて、手つかずの自然が沢山残っていた村は無くなってしまって、すごく快適ではあるのだろうけど、僕個人的には、何の魅力も感じないどこにでもある、高級リゾートに変わってしまう。
直接的では無いにしろ、まさか自分たちが、そういう問題に関わる事になるとは思いもしなかった。でも、日本にいて、いや、ましてやほとんどロケでどこにいるか分からない自分にとっては、現地にいるライズダイビングセンターのオーナーガイド、大ちゃんに任せるしか方法が無い。傍観するしかない。
妻が子どもたちに、11月はヤップ旅行を見合わせることになったと告げると、ずっと楽しみにしていた、大好きな「ヤップ」への旅行だっただけに、二人の失望は大きかったようだ。海友は、小学校の夏休みの自由仮題のテーマを「ヤップ島」にして、色々調べて、提出していたくらいだ。
颯友などは、その理由が、中国が大きなリゾートホテルを建てるからだと聞かされると、「あんなに自然が豊かなのにね〜!」と憤慨していたそうだ。たった5歳なのに。
ヤップのワチュラブ村は、僕だけで無く、僕ら家族にとっても、どんな高級で美味しい食べ物よりも、疲れを癒してくれる、子どもたちが手作りで作ってくれたピカチュウのケーキみたいなものだと思った。
そこに関わった人にしかわからない、大切な物。せめて、ピカチュウのケーキを家族で分けて食べたみたいに、一度くらい、家族で一緒にそのコテージで寝泊まりしたかったな。
ヤップ人の伝統的文化を尊重し、守って行く風習も、失われていくのかな。いずれにせよ、選択するのは、彼ら自身だ。
今日、海友と颯友の友だちが家に遊びに来た。
子どもたち「ねえ、パパ〜、ひみつきち作るの手伝って〜」
父「よっしゃ〜!」
数分後
父「完成!」
子どもたち「すげ〜!!オレここ、オレはここ!」
父「ふふふふふ」
父「・・・・・あっ」
で、出られなくなった。
2010年7月には完成の予定だった、ヤップの家(秘密基地)、諸々の事情で、遅れに遅れて、未だに未完成。さすがヤップ。ほんと〜にのんびりしています。大工さんも全員ヤップ人で彼らへの収入になればと思い作り始めたのだけど、すでに1年近く完成が遅れている。
当初は、こんなジャングルの一角を切り開いて、スタートした建設。
去年12月に家族で訪れたときには、結構進んだと思ったのだけど。
http://takaji-ochi.com/kids_diary/2010/12/post-287.html
http://takaji-ochi.com/kids_diary/2010/12/2-6.html
http://takaji-ochi.com/kids_diary/2010/12/3-3.html
http://takaji-ochi.com/kids_diary/2010/12/post-288.html
で、今はこんな感じという写真画像がやっと大ちゃんから送られてきた。
すでに、あれから6ヶ月たったけど、あんまり進んでいないような。
大ちゃんが、そのときに、3月に借りたい人いるから、貸していい?」って言っていたから、「うん、いいよ!」ってっ答えておいたんだけど、無理だったし。
その後メールで「GWに、東京から避難するために、借りたいっていう人がいるんだけど、貸していい?」って言っていたので、「別にいいけど」って言ってたんだけど、無理だったし。
この写真と一緒に「7月に借りたいって人いるんだけど、貸していい?」みたいに連絡がきたけど「別にいいけど」って返事しといたけど、多分無理だし。
ヤップで、「半年くらいで完成するよ」って言われても、2年くらいは考えておいた方が良いということを学びました。