INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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え?サイクロン?え、橋崩落?え?回り道700キロ? 2007西オーストラリア

2007.01.10 / Author.


1月6日>ゲートはF50。かなり混んでいた。座席はまたもや41D。今度はほとんど眠ったままだった。夜中の1時過ぎ、無事パースに到着。サマータイムを採用していたため、日本との時差は0。到着ゲートを出ると、WATSのスタッフの谷口君が出迎えにきてくれていた。彼の話によると、昨日までエスペランスにサイクロンがあったが、抜けた直後でよかったということだった。大丈夫だろうか?まあ、直撃のときに来るよりはましだ。

車でニューエスプラネードホテルに向かう。到着したのは3時過ぎ。仮眠を取る。朝6時30分にバスがピックアップに来てくれて、そのままエスペランスへ向かう。今までメールでやり取りしていたユカさんと、シゲさんの他、ワーキングホリデイのダイブマスターのスタッフ3人に、その彼女や友達、イタリア人のトッチアーニが乗っていた。
道中は、疲れていたせいもあり、しばらくは眠ることにしたかったのだが、バスの横のドアが壊れていて、風が吹き込むために寒くてなかなか眠れない。しかも、僕の席はそのドアのすぐ後ろ。食事&トイレ休憩でバスが停まったときに、スーツケースからコートを取り出して、足にかける。しかし、その後、ペリカンケースでドアを押さえることで、隙間がふさがることを知り、その後は寒くなることもなくなった。
しかし、日中日が昇ると、逆に暑いくらいで、衣服の調節が難しい。エスペランスまでは約700キロ。中継地点のHYDENの町を通過し、残すところあと百数十キロという地点で、なんと、エスペランスに通じる道の途中にある橋がサイクロンで、破壊され、通行不可能になっているという情報が入った。

確認したところ、かなり内陸まで戻って回り道しなければいけないことが判明した。その距離、約700キロ。単純にほぼ倍以上の遠回りをしなければエスペランスに入れないということに。1日だけのダイビングなら諦めていたかもしれないが、3日間そこに滞在するため、行かないわけには行かない。結局HYDENまで逆戻りして、そこから、未舗装の道路を約120キロ走り、さらに内陸のクールガーディーを目指す。緯度的にはほぼパースと一緒。この未舗装道路を走っている間中、入ってすぐに2台の対向車とすれ違った以外、まったく対向車と遭遇することは無かった。

未舗装道路を抜けて、最初に辿り着く町の名前はサザンクロスだった。不幸中の幸いは、この時期、日没が午後8時過ぎくらいだったこと。おかげで未舗装道路を通過した時点で、7時を回っていたけど、まだ周囲は明るかった。あんなところで暗くなっていたら、いつライトに照らされてカンガルーが飛び出してきたかわからない。
キングスリバーという町で、距離と時間の目安を聞いたとき、そこからクールガーディーまでは、約6時間、そこからエスペランスまでが約3時間。クールガーディーまでは、ほぼ順調に6時間で到着。時刻は午後10時を回っていた。途中、月が上がる前の満点の星空が美しく、天気に関してだけは、期待が持てた。
1月7日ダイビング初日
予定では夜中の1時に到着。しかし、やはり夜道を走るため、到着したのは朝の4時前だった。結局、バスで約10時間で到着の予定が、22時間かかっての現地到着。カンガルーを引くことはなかったけど、これで、カメラのセッティングしてたら、ほとんど眠ることはできない。僕らは、モーテルに。他のスタッフたちはバックパッカーに宿泊。カメラのセッティングをしている間に空が明るくなってきてしまった。しかも、空には一面どんよりとした、雲が広がっていた。
結局ほとんど寝れずに朝を迎える。8時にバスが僕らをピックアップしにきた。バッパーに移動して、朝食。パンかシリアルの簡単な軽食。9時前に出発。しかも、ダイビングポイントのラッキーベイまでの道のりでも、道路に水があふれ出し、道が陥没している場所もあるので、遠回りしなければいけないという。
続く。(今電話回線で繋げているので、写真のアップは後日行います)
撮影機材:CANON EOS 5D + 70mm~200mm

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