INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

Photographer Takaji Ochi Official Site INTOTHEBLUE水中写真家 越智隆治

Official SNS
Facebook
Twitter
Instagrum

Blog

Photographers Diary

パラオ、北のリサーチ3

2009.12.14 / Author.

Aiuakako3.JPG
2009年12月13日。北の港からだと、マンタポイントのユウカクチャネルも、ボートで25分と思いっきり射程圏内。今日は、東風が少し強かったのと、デイドリームのリピーターのゲストの方が一人リサーチ取材に参加していたこともあり、東風の影響の弱いユウカクへ撮影にでかけた。

天気は、今日も快晴。潜ったのは、1本目がユウカク、2本目が、サンケンブリッジ、3本目もユウカク。
ユウカクでは、1本目で4匹、3本目で1匹のマンタに遭遇。
サンケンブリッジでは、バッファローフィッシュが15匹くらいの群れを作っていた。昨晩は、ブルーマーリンの富永君初め、若手スタッフたちと一緒に食事をしたのだけど、彼らのウーロンエリアのオリジナルポイントで、なんとバッファローフィッシュが500匹くらい群れていたそうだ。
どういう状況で、それだけ群れるのかは、未だに定かではないらしいけど、う〜ん、見てみたかったな〜。
ところで、最近パラオのダイビング評議会の間で、ジャーマンチャネルでのダイビングの新ルールが決定した。これまでは、クリーニングステーションでのマンタは、距離を取って、着底して見るというルールはあったのだけど、これからは、外洋側の中層で補食中のマンタに関しては、泳いでいって、近づくことができた。
しかし、マンタへのストレスになるという理由で、今後はその中層への移動も、やってはいけないというルールになるそうだ。しかし、問題なのは、このルール、日本人ダイビングサービスの間だけのルールであって、欧米人や韓国、台湾などのダイビングサービスは、このルールを受け入れてはいないということ。
ルールを厳しくするのであれば、日本人だけでなく、全てのダイビングサービスが協力して行わないと、意味が無いという意見も多数。自分も同感。
それに、ユウカクでも、心ないダイビングセンターが、マンタに触っているという状況も目撃されているとか。確かに、以前に比べてユウカクのマンタが神経質になったような印象があった。こっちが特に動いていないのに、遭遇したときの避け具合が、マダラトビエイ並みな個体もいた?。
Aiuakako2B.JPG
とにかく、カメラマンとしては、やはり接近できない状況というのは、かなり痛い。ということで、新たなマンタポイントの開拓を多いに期待したいところだ。

RecentEntry

  • カテゴリーなし