INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

岩手での最終日は、ファンダイビング

2012.03.13 / Author.

3月12日、岩手での最終日は、作業ではなくて、ファンダイビングのポイントとしてくまちゃんが利用している、同じ越喜来の浪板海岸を潜らせてもらった。
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希望としては、"多くの生命に満ちた海"をイメージして撮影したかったのだけど、実際には、水温4度の海中は、寒過ぎて魚の姿はまったく見れず(笑)。海中で目につくのは、青々と茂ったアオサとアマモの森ばかり。
_MG_8383.JPG
しかし、そのアマモも、生え変わりの時期らしく、茶色く変色したものが目立つ。別に例年の事であって、この時期の普通の海中の状況なのだけど、海の中の生命を撮影するにはタイミングの悪い時期だった。
「やっぱり一番生命に溢れている時期は、秋ですね〜」とくまちゃん。
ありゃ〜、そうだったのか〜。でも、今回は3月11日に、この地にいて、潜る事ができただけで、自分にとっては大きな意義があったと感じる。
そういう海中の生物の情報も含めて、今後もこの海に通い、撮影する機会が持てればとは思う。
この海岸の防波堤も津波によって、崩壊し、まるで海底遺跡のごとくに海中に横たわっていた。そんな中にも生き物の姿を探して撮影していたのだげど、なんだかホヤがピグモンの顔みたいに見えるな〜と思っていたら、崩れた防波堤に付着するウニと防波堤の形も、びっくり顔みたいに見えてきた。
_MG_8326.JPG
そんな事でも考えて気を紛らわさないと、冷た過ぎる水温。しかし、ガレキ撤去作業ではなくて、岩手で初めてファンダイビングで潜らせてもらった事は、大きな意義があったと感じる。
ocean+αの取材で一緒に訪れた寺山君と、岩手のくまちゃんハウスを離れる段になって、急に吹雪くように雪が降り始めた。大粒の雪が吹き付ける中で、くまちゃんや、最後まで残っていたボランティアメンバーと一緒に最後の記念撮影を行なった。
_MG_8483.JPG
ご苦労様でした。これからもたまに、顔を出します。これからもよろしくね。

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