INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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バハマ ドルフィンクルーズ

2010年、バハマドルフィンクルーズ2週目 べた凪が続く/前編

2010.06.19 / Author.

6月13日(日曜日)
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WEST ENDのOLD BAHAMAS BAY到着前に2頭のマダライルカがバウライドをしてくれた。天気も良くて、海も穏やかだ。今回も入港時の短い時間帯にメールチェックとtwitterをして、出港した。
その時に、今週の天気予報を渡されたのだけど、風も弱く、かなり穏やかなコンディションだったので、サロンの掲示板にそのまま貼っておくことにした。

入港前にバウライドしてくれたから、今回もSouthern Groupのイルカたちと会えるかと期待したけど、結局会うことなく、ホワイトサンドリッジへと移動を続けた。移動中、僕は操船室でスコット船長と、メキシコ湾のオイル流出の件や、来年のスケジュール,イルカの個体識別などに関して話をしていた。
ステネラの船長、ピーターから無線が入り、どこかでこちらが預かっている荷物を向こうに受け渡す連絡をしていた。どうやら、向こうの船には、BBCの撮影チームが乗船していて、数日間イルカの撮影を行なうのだと聞いた。  
最初の期待とは裏腹に、なかなかイルカが見つからず、やっと4時過ぎにバンドウイルカ3頭に遭遇。あまり遊びモードではなかったけど、まだ皆海に入っていなかったので、エントリーしてみた。
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思った通り、あまり遊びモードではない。しかし、今週はバハマが初めての人のみならず、イルカと泳ぐのも初めての人も多かったので、水中でイルカが見れただけでも、感動していた。
あまり遊びモードでは無いので、すぐに別のイルカを探すことにした。6時30分頃、やっとマダライルカの群れに遭遇し、1時間ほど泳ぎ続けた。
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海も穏やかなので、初日からナイトドルフィンをすることに。9時半くらいから、ナイトドルフィンを初めた。途中から、バショウカジキ2匹が、イルカたちと僕らの下でしばらく旋回を続けていた。
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僕は、撮影をしようと試みたが、沈めたライトの近くまで来てくれればなんとか撮影できたかもしれないが、なかなか寄ってきてくれなかったので、撮影はできなかった。ストロボを付けて潜っていれば良かった。
6月初旬にしては、水温が高くて、長く泳いでいられた。新月後でもあり、快晴だったので船から少し離れて空を見上げて浮いていると、星がとても奇麗だった。ナイトドルフィンは、午後11時頃まで続いた。
夜は、インドのアンダマンクルーズで一緒だった、はるさんが、大量のワインなど買ってきていたこともあり、話も盛り上がって、僕ら数人は、午前5時前までサロンで飲み続けていた。
6月14日(月曜日)
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朝8時前に起床。サロンに上がると、雲がほとんど無い快晴の空がまぶしくて、昨夜の深酒を少し後悔した。
ゲストは誰も起きていない。コックのゲイルに、「誰か起きて来た?」と訪ねたら、「二人くらい、朝日を見に起きたけど、すぐに寝たわよ」とのことだった。
やはり昨晩のナイトドルフィンスイムと、深酒が効いているようだった。
停泊は、ホワイトサンドリッジの少し東側。朝10時前に移動を始める。しかし、イルカは姿を見せない。2時まで探して移動を続けるが、見つからないので、ホワイトサンドリッジの南で停泊する。
4時過ぎまで停泊して、移動を再開。それでもなかなかイルカが見つからず、6時過ぎにマダライルカの群れを発見。まずは、べた凪だったので、バウライドの撮影を行ない、エントリー。
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今週初めてのBluffやShark biteたちのいる群れで、海草のパスキャッチをしたりして、ゆったりと一緒に泳ぐことがでた。
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8時前まで泳ぎ、終了。この日は昨日よりコンディションがいいので、ナイトをやることに。新月直後のナイトで、星も奇麗だし、ほぼベタ凪で、イルカたちも沢山来てくれたけど、自分はスタート前にビールを飲みたかったので、皆がイルカたちと泳ぐのを見ながら、クルーや、入らなかったゲストたちと談笑していた。
結局この日も酒好きのゲスト数人と盛り上がり、朝日を見てから、午前6時過ぎに眠る。
6月15日(火曜日)
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エンジンのかかる音で目を覚ます。時間は9時過ぎ。結局この日も3時間ほどしか眠らなかった。
午前中は、結局前の2日間と同様、イルカは見つからなかった。昼過ぎに、ステネラの取材をしていた、BBCのクルーがこちらの船から、ステネラを撮影したいということになって、テレビクルーが乗り移ってきた。
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その撮影シーンを撮影。その後自分がステネラに乗船させてもらい、Dolphon Dream号を撮影させてもらった。そのときに、BBCのTVクルーや、カメラマン、イルカの研究者のデニス・ハーディングや、イルカの糞を採取して、DNAを調べている、皆からDr.Pooと言われている女性などを紹介してもらった。
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デニスも、Dr.Pooもちゃんと紹介してもらったのは初めてだったのだけど、彼女たちは、息子たちを乗せて、クルーズに乗船していたので、以前から自分のことを覚えていてくれたようだった。
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イルカのリサーチの事や、イルカのIDに関して協力しようという話になった。Dolphin Dream になってから、スコットが水中に入って、撮影することが無くなったので、ここ数年はよく頼まれて、イルカのID用の撮影を行なっていたので、新たに何頭かのイルカに名前を付けていた。
皆が、ホワイトサンドリッジに停泊してスノーケルしている間に、ディンギーで送ってもらう。ランチを食べた直後にマイクがイルカを見つけたので、3時には船を動かしてイルカと泳ぐ。
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最初はあまり遊びモードでないバンドウイルカだったので、すぐに諦めて、マダライルカの群れを見つけてエントリー。若い4頭と親子がかなりフレンドリーに遊んでくれた。ホワイトサンドリッジの浅くて透明度の高い海だったので、とても気持ちよかった。
6時30分頃まで泳ぎ、泳ぐのをやめてフィッシングに変更。サワラとイエローフィンツナをつり上げて、終了。
この日も凪だったので、ナイトをする。水深が20m弱で海底が見えていて、イルカも遊びモードだった。
皆でテキーラを一気飲みしたりして、午前3時に就寝。

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