４週目の最終日から、天候が悪化し、週末はまた海に出ずに過ごした。それよりも懸念していたのは、5週目のメンバーを乗せた、月曜日の飛行機が無事に到着するかどうかということだった。雲が広がり、風は強く吹いていたけど、無事に到着。しかし、翌日の1日目はさらに強風になり、ホエールウォッチングを中止する船も出てきた。ただ、この天候はあと数日間続くと言われていたので、なんとか4人乗りも2人乗りも、近くの海域にしか行けないのを承知の上で海に出てもらう。

しかし、案の上、島々に囲まれた海域でさえ、大荒れ。5年間ヴァヴァウに来ていて、これだけ大荒れのコンディションで海に出たのは初めてのことだった。
大型のプロティウスは、探せる範囲もそれなりにあるとはいえ、やはり波が高く、船上からクジラ数頭は見れたものの、海中には入らず、最後にはスワローズケーブを見学して早めに帰路についた。
2人乗りの船は、さらに捜せる範囲も限られ、スワローズケーブ周辺からあまり動けずにクジラを探し、結局1頭のクジラを船上から少しみただけで、スワローズケーブに向かった。10時に出港して、2時には諦めて、港に戻ってきた。
正直、安全性の問題もあり、このようなコンディションでは海に出さない。ただ、明日も同じような状態が続くと予想されていなかったら、多分出していなかっただろう。
案の定、その日の夜中には激しい雨を伴った雷雨。何度か宿泊するホテルの近くに落雷が落ちて、「ドドーン！」という激音で目がさえてしまった。明け方には雷は収まったものの、昨日のよな強風だけでなく、激しい雨も降り続けていたために、2日目は、今年初めて、3隻とも、海に出るのを諦めた。というか、全ての会社のウォッチングボートがキャンセルした。
毎年海に出れないときにバギーに乗って島巡りをしていたのだけど、激しく雨も降っているために、それもできない。予報では、今日の夜から回復すると言われているけど、結局、先週の金曜日から崩れた天気は、水曜日の今日まで6日間続いている。あと2日間、海に出れて、良いクジラに遭遇できればいいのだけど。