昨日、1週目、お盆の週のゲストが帰国の途に着いた。過去全てのお盆の週に必ず何かしらトラブルを経験していた僕たちは、ババウからトンガタプへ向かう飛行機が飛び立ち、姿が見えなくなるまでは、正直戦々恐々としていた。
行きも、何事も無く到着したのだけど、トンガタプでは、皆が飛行機に乗り込んでエンジンが始動して、プロペラをまわす段になって、まったくプロペラが回らず、急にエンジンがストップした。
僕は2人のゲストと一緒に、1時間後の別便で行く予定で、空港の喫茶店でその様子を見ていた。エンジンが切れ、嫌な予感がすると思ったら、乗り込んだゲストが次々に飛行機からおりて来た。
正直「またか。。。」と思いながらも、すでに空港を離れてしまった現地スタッフのモーゼスに連絡してもらい、ババウのトニーとも連絡を取ってもらった。「常に最悪の状況を考えて対応しないといけない」。それがトンガで学んだことだった。
しかし、僕らの不安とは裏腹に、バッテリーチャージすればすぐに飛び立てるということになり、結局、2機がほぼ同時にババウに到着できることになって、逆にスムーズに事が運んだ。
おまけに、後からチェックインした僕の荷物が重すぎて、僕が乗る予定だった中型機には、乗せられなかったので、本当なら翌日のフライトで到着する予定だったのが、バッテリーチャージの間に、大型機に積み込まれて、その日のうちにババウで受け取ることができた。
行きにほとんどトラブルも無く、スムーズに事が運んだので、帰りにはと心配していたけど、こちらも多少遅れはしたものの、無事に飛び立ち、僕らはその飛行機に向かって「早く行け〜」と軽く叫んで手を降っていた。
こんに何事も無く、無事に帰国したお盆は初めてのこどだった。僕らにとっては奇跡に近い?ある意味、クジラが出るよりも嬉しい出来事だった。
ゲストが帰った後に残されたものは、沢山の食料品と、トンガの子供たちのためにと持ってきてくれた沢山の鉛筆の山。「こんな素敵な経験をさせてもらっているババウの子供たちに、少しでも役に立てれば。。」と誰かが言っていた。
小さなつながりだけど、こういう感謝の気持ちを持てるのであれば、これからもゲストの皆さんに、鉛筆をお願いし続けるかもしれません。いつまで続けられるかはわからないけど。
皆さん、どうもありがとうございました。