INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

2010年、トンガホエールスイム8日目、風が止む。親子2組

2010.08.20 / Author.

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8月17日火曜日。快晴、凪
昨日(8月16日)から、風が無くなる。その16日、自分は陸番で、あちこちの支払いを済ませたり、到着する2週目のゲストを迎えに行ったりしていた。
風も無く、遠出したノンジャパニーズグループの乗船する、6人乗りのプロティウスも、この日は親子やヒートランを見れて、一安心だった。
17日、この日も風は無い。プナに乗船した僕は南のリーフに向かった。親子は発見したがフルークもほぼ同時に同じ親子を発見していたので、そちらに任せて、ブローの上がっている別のクジラをチェックしに行くけど、まったく泳げそうにない。
その後もシングルや、ペアを見つけるけど、泳げそうになかった。コンディションが良くなったので、クジラは見つけ易くなったけど、なかなか泳げそうなのが見つからなかった。
先に出ていたプロティウスのトニーから連絡が入る。そちらもまだ見つかっていないという。次に向おうとしている方向も同じだったので、トニーはフンガ島の外洋側、自分はチャネルの内側という分担で捜索することにした。
先に外洋でトニーたちが親子とエスコートを発見。2度ほどトライする。プロティウスは先に出港していたので、それで終了してこちらに譲ってもらい、フルークも呼んで、何回かエントリーした。
子クジラは後で写真を確認したところ、オス。好奇心も旺盛で、何度も皆の近くに浮上してきてくれた。しかし、母親が少し警戒心が強くて、一度子どもが浮上するとすぐに浮上してきて、移動をしていた。
_MG_5784.jpg
しばらくは激しく移動していたけど、プナとフルークの2隻になってからは、徐々に落ち着きを取り戻していた。
海のコンディションが良いこともあって、2週目初日から、全員が水中でクジラを見ることができた。未だに、6年前から、今日に至まで、参加してくれたゲスト全員に対して、100%水中でのクジラとの遭遇を経験してもらえている。
2010年トンガ、ホエールスイム9日目、また外した。。。
8月18日(水)
この日はノンジャパニーズグループのプロティウスに乗船した。まずは、昨日親子と泳いだサブマリンロック周辺でクジラを探してみることに。
到着するとすぐにブローを発見して近づくが、上手く泳げそうにない。期待した親子ではなく、3頭の大人のクジラだった。その後もあちこちでブローが上がるが、泳げそうにはなく、すぐに潜ってしまってかなり長時間上がって来ない状況が続いた。
期待した昨日の親子とエスコートらしきクジラたちは、もっと早くに出ていた船が発見して追跡したが、外洋へと逃げていったと無線連絡が入ってきた。しかし、昨日の様子からすると、最後はかなり落ち着いていたので、別の親子では無いかと思い、さらにその海域を探したが、見つからなかった。
他の船もそんな感じで、なかなか良いクジラには会えていなかったようだ。フンガの外側、ノースベイまで足を伸ばすが、そちらの方ではほとんどクジラのブローを発見できなかった。
その後またサブマリンロック周辺に戻ると、5頭のクジラがヒートランを始めていたので、それを追跡する。エントリーを試みるが、結局入水はできなかった。
トニーやエミさんにも何度か無線で連絡を取るけど、両方とも何も見つかっていないとのことだった。
その後もしばらく捜索を続けるが、プロティウスは、いつものように午後3時きっかりには、港に戻るため、捜索を諦めて帰路についた。今回、2回、ノンジャパニーズグループの船に乗船して,2回とも、水中に入れてあげることができなかった。本当に申し訳ない。皆は、「自然相手だからしょうがないよ」と言ってはくれたが、こういうのが続くと、気持ちが萎える。
他の2隻は5時前に戻ってきた。遅い時はたいてい、何か見つけているはず。案の定、遅くなってから、親子とかシンガーを見つけて水中で皆に見せることができていた。
午後遅くなるとクジラの行動が変わる事が多い。バハマのイルカもそうだけど、朝と夕方の方が遊びモードになる。ここのクジラたちもそういう印象が強い。
そういう意味では、プロティウスはもう少し早く出すか、遅く出して遅く戻るようにした方がいいのかなと思う。

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