INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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Photographers Diary

2006年ペリリュー取材4日目 亡霊!?

2006.02.12 / Author.


この日、午前中ゲストは、ブルーコーナー&ニュードロップへ潜りに行くということで、ダイビングはスキップしてミナと一緒に海友を連れて車で、ペリリュー島の南西にあるオレンジビーチへ

今北東風が吹いているので、風裏になるこのビーチは穏やかで波がまったくたっていない。ここなら静かに海友を遊ばせられると思ったのだが、先日大きな波が打ち寄せる南東側のハネムーンビーチに行った時には平気で海に足をつけて遊んでいたのに、何故かミナや僕にしがみついて離れようともしない。無理矢理ビーチに降ろして、離れようものなら、激しく泣きわめいた。あまりに激しく泣くので、抱き上げると、今度は沖を指差して「くる~、くる~」とべそをかいている。
このビーチ、太平洋戦争中にペリリュー島上陸作戦を行った米軍兵1万数千人が、日本軍によって殺された場所で、別名ブラディービーチと言われている。僕らは何も感じないのだけど、霊感の強い秋野さんは、何か感じるのだそうだ。う~ん、もかして海友も何か感じていたのだろうか...。結局宿泊しているデイドリームのペリリューステーションに戻って、裸になって玄関先で地味~に、ホースから水出して、遊んでいた。写真は、今回お世話になっているデイドリームペリリューステーションのスタッフの面々。右から秋野さん、井口さん、週末だけの非常勤スタッフのランダ。昨日初めて海友に会ったのに、海友はえらく彼女の事を気に入っていた。そしてキャプテンのエルバイ。皆海友にはとても優しくしてくれた。どうもありがとう。
午後はゲストに合流してダイビングへ。潜ったのは、ペリリュー州エリアに属する、ゲドブスウォールとデイドリームのオリジナルポイント、ゲドブスコーラルガーデン。今水温が低いからか、いつもは深場にいるサメたちがリーフトップ近くまで上がってきている。
このゲドブスウォールは、ドロップオフにカスミチョウチョウウオが乱舞するポイント。個人的にこのカスミの群れは大好きなので、良い感じで撮影したいのだが、ただ、カスミだけよりも、サメやカメなどの大物系に絡めての撮影を試みてみた。なかなか上手くいかないんだけど、そういうカスミの群れと大物を意図的に絡めて撮影できるのが、このポイントの特徴かな。
コーラルガーデンは浅いリーフにサンゴが密集して、足の踏み場も無いポイント。秋野さんいわく、このポイントほどチョウチョウウオの種類が見れる場所はパラオでも珍しいとの事。最高で21種類を数えた事があるそうだ。写真はゲドブスウォールのカスミチョウチョウウオとアオウミガメ

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