INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

14日目(月)、トンガ的タイムラグ

2007.08.08 / Author.

1週目参加の人たちが到着。当初予約していた国内線フライトがキャンセルになり、急遽別の航空会社に変更せざる終えない状況が発生。他の観光客もそちらのフライトになだれ込む。おまけに誰かの大きなお葬式も行われていて、トンがでは、お葬式などがあると、そちらを優先的に飛行機に乗せるので、観光客は、後回しにされる可能性が高いという。飛行機のサイズが小さいので、9名の参加者全員が一つの飛行機に乗れるかどうか定かではなかった。場合によっては、その日、2回に分けて到着する可能性もあると、トンガタプの旅行社から伝えられていた。

最悪の場合、何人かは翌日の早朝便で来て、そのままボートに乗り込むことになる。僕やトニーは、去年の件もあったので、旅行社の方には、くれぐれもよろしくと念を押して、無事全員が同じ日に到着できることを願っているしかなかった。トンガでは、良くあることだけど、
当日、旅行社の社長のルビーから「今空港にいる」という連絡を携帯にもらう。「今2機のフライトが、12:30着、と13:00着であるので、それになんとか全員を乗せる。無事乗せれたら、どちらに何名乗せれたか連絡する」との答え。僕は「頑張ってください」としか答えようが無かった。
僕らは、その到着時間に間に合うように、フロントで送迎バスを出してくれるようにお願いしに行った。フロントで、「今日、僕らのゲスト9人が到着する予定なのだけど」と確認すると、フロントにいた女性が、宿泊リストを出してきて、名前を確認。
「で、バスはいつ頃出してもらえますか?」と尋ねると、「今日はゲストがいないから、バスは出ません」と一言。一瞬(え?どういうこと?)と思ったのだけど、「いやいや、たった今、宿泊リストで確認したでしょ。」と言うと、その女性は、「あ~、そうね」って感じの返事をした。
「で、12:30着だけど、何時にここ出発しますか?」と聞くと、「12:30だから、13:00に出れば大丈夫」。「え・・・・?」。ババウの空港はとても小さい。飛行機が着いたら、すぐに外に出てこれる。ホテルから空港まではバスで20分くらい。普通は飛行機到着前に着いて、出迎えるものだろう。と思った。
「13:00じゃなくて、12:00でしょ?」と聞き返すと、また女性は一瞬考えてから「あ~、そうね」って感じ。
のんびりしてるというのか、大らかと言えばいいのか・・・。この国で色々やっていく上では、あまり細かいこと気にしてもしょうがないと思ってしまう。しかし、フライトに関しては、いつもハラハラさせらっぱなしだ。
空港で飛行機の到着を待つ。2機の飛行機がほぼ同時に到着。それまでに、ルビーから、何人の人がどちらの飛行機に乗れたのかの連絡はまったく入っていなかった。こちらからも携帯メッセージを何度か送ったけど、返事はなかった。
2機の飛行機で全員が無事到着。ルビーが空港で奮闘してくれていたという話、昨年までスタッフだったモーゼスが荷物運びを手伝ってくれたという話を皆から聞いた。彼らは、最善を尽くしてくれていたようだ。僕は、ルビーに、ベストを尽くしてくれて、どうもありがとうとメッセージを送った。
その夜、皆でイタリアレストランで食事をし、部屋に戻ると、携帯にメッセージが入ってきた。開いてみると、「今、最初の飛行機に4人乗せた」。(・・・・は?)。そして、しばらくして、2個目のメッセージが届く。「次の飛行機に残り5人を乗せた」。(・・・・ええ、わかってますけども・・・)。
この国では、携帯メールのメッセージでさえ、こんなにのんびりと到着するものなのね。

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