INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

16日目(1週目2日目) クジラだらけ、ヒートランに、ペアにヒナヒナ

2007.08.11 / Author.


天気が崩れると聞いていたのだけど、今シーズン、僕が3週間近く滞在している間で一番穏やかな日になった。風も弱く、波も弱い。これならかなり遠くまでクジラを探しにいけそうだった。


この日は僕がフルーク、トニーがプナ、エミさんがスパイホップにガイド役で乗船。もし、泳げそうなクジラを発見したら、すぐに、昨日海でクジラを見れていないスパイホップに無線連絡入れようということで、海に出る。

僕らの方は、最初に昨日ヒナヒナのいた場所を探しに向かったのだけど、すでに移動していていないようだった。しばらくは東のリーフを探す。やはりこのエリアに一番クジラの個体数が多いようで、あちこちでブローを確認。しかし、接近するがなかなか水中には入れない。

プナの方が近くで4頭(2組のペア)にエントリーして撮影しているというので、そちらに向かう。すると、その4頭の他に別のクジラたちがいたので、そちらを追走していると、4頭と合流してしまった。

泳ぎ終わったトニーに、無線で入っていいか確認して、こちらが泳がせてもらう。エントリーすると、その中に、見覚えのある、明らかにお腹の大きなクジラが・・・・。ババウに来て早々に遭遇した、妊娠クジラだ。「まだ生まれてないんだ・・・」。僕はそう思いながら、撮影しようと思ったのだけど、ちょっと深すぎて、ちゃんとした撮影はできなかった。
このヒートラン状態の群れに再度トライ。最終的に1度に確認した、クジラの個体数は8頭。かなり透明度もよくて、近くで見ることができた。その後、フィリアという別のボートが接近してきたので、そちらにクジラの群れを譲る。
フルークに乗船しているゲストは皆女性。2人がリピーターで、1名が初めてトンガに来た。今回あまりに接近しすぎて、「ちょっと目があっちゃって目の前で恐かった」というくらい、クジラたちが接近してきてくれたのだが、「できれば親子がいい」ということで、親子探しに。
しかし、やはり見つかるのは全てペアとか、複数の群れとか、シングルばかり。水面でパシャパシャと遊んでいるクジラを発見したので、これはもしかしたら子供かも。と思ったのだけど、接近するとハシナガイルカの群れと、2頭のクジラだった。こちらにもエントリーして水中で遭遇。その後も別の群れに入り、2頭を水中で遭遇。
無線でスパイホップに連絡を入れると、まだ朝から一緒だったペアについて移動しているというので、そちらに向かい、譲ってもらって、この2頭も、水面で止まって休息してるところで水中に入って確認。(僕は、ボート上で待っていたので、海に入った人の話では)、透明度が悪かったせいか、かなり寄らないと撮影は困難だったようだ。
そして、最後はプナが昨日に続き、ヒナヒナ親子を発見して、一緒に潜っていたので、こちらからボートが確認できる位置にいたので、そちらに向かい、ヒナヒナ親子にも再会。この日のフルークは、水中で確認したクジラの個体数は16個体。ボート上からの確認だと、おそらく25~6個体になるのではないか。

1週目に参加した、Yochioさんのクジラ写真。常に鹿の被り物を被ったキューピーと一緒に色々なものを撮影。初めてのクジラ海中撮影なのに、クジラオンリーでなくて、鹿のキューピー人形も入れてしまう、心の余裕。見習いたいものです。ということで、急遽ブログに掲載させて頂きました。しかし、最終日の夕食のときに「もっとクジラだけとか撮影しておけばよかった・・・」と反省していましたが・・。やっぱりね。でも、僕はこの写真を高く評価していますよ。お疲れ様でした。

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