INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

17日(1週目3日目)、強風

2007.08.14 / Author.

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昨日の穏やかな天候と打って変わって、かなりの強風。これでは、海に出るのは無理かな・・と思われた。朝、ジョンに連絡をしてみると、「はっきり言って、この強風だと、探せるエリアはかなり限定されるし、出たとしても、泳げるクジラを見つけるのは、かなり可能性が低い」と言われた。それでも、「おそらく、翌日も同じような天候だから、ボートを出すか出さないかは、そちらの判断に任す」ということだったので、その旨を皆に伝えた上で、全員が可能性が低くても海に出たいという(当然のことながら)全員一致した意見で海に出る。

この日、僕はスパイホップに乗船。島々に囲まれたエリアにも関わらず、白波が立ち、今シーズン海に出た中では最悪の状況。それでも、スパイホップの4人はまだヒナヒナに会っていなかったので、ジョンと相談して、昨日ヒナヒナに遭遇した東のリーフエリアに向かう。が、波が高くで、そのエリアまで行くのを断念。
そこから、サブマリンロックの方に向かって南下途中でペアのクジラを発見。しばらく追走するも、外洋の方へ向かって泳ぎ去ってしまった。最終的に、この風でも探せるエリアはノースベイと判断して、そちらに向かう。先にノースベイに入っていた別の会社のボートから、「親子とそれに、別の大人のクジラがいる」と無線で聞いていた。
行ってみると、すでに、フルーク、プナ、それにマレスキングとフェニックスというボートがそのエリアにいて、クジラにアプローチしていた。が、なかなか入水にまでは至らない。プナだけが、シングルの大人にトライして海中で見ることができた。次にフルークがトライして、失敗。
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スパイホップも、最後にトライするが、すでに外洋に出てしまっていて、目の前で何度か激しいテールスラッピングなどを見れたものの、入水しようとしたところで、姿が見えなくなり、波が高いので、それ以上の深追いは諦めて、帰路に着いた。
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結局、水中でクジラに会えたのは、この日プナだけだった。こういう日にだいたい決まって立ち寄るのが、スワローズケーブ。フルークとスパイホップが立ち寄って、中で撮影をして帰港する。
18日目(1週目最終日)強風は続く
この日も強風は止まず。僕はプナに乗船して、最北端まで向かうが、まったくクジラの姿を見ること無く、港に引き上げる。他のボートも同様に、クジラをほとんど見ることなく最終日を終了した。
19日目(1週目帰国日)、陸で休息
今日は、1週目の9人中7人(2人は2週間滞在)が、帰国の途に着く。結果的に、2人乗船は4日中3日、3人乗船は4日中2日、4人乗船は4日中1日という水中でのクジラ遭遇だった。風がなければ、もっと見れたはずなのに・・・と悔やまれるのだけど、しょうがない。
10時45分発のフライトで、皆ババウを発つ。僕は、残った2人と海に出る可能性があったので、ホテルで皆を見送ったが、結局その日はコンディションが悪いというので、海には出なかった。
その日はTシャツ屋さんに挨拶に行き、スタッフTシャツを作成。残り3週間のゲストのことも伝えておいた。

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