INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

Photographer Takaji Ochi Official Site INTOTHEBLUE水中写真家 越智隆治

Official SNS
Facebook
Twitter
Instagrum

Blog

SpecialTrip Blog
トンガ ホエールスイム

31日目(3週目3日目)、ヒートランとシンガー

2007.08.25 / Author.

IMG_9433_edited-1.jpg
この日も快晴。しかし、風は多少出ている。僕は3人乗船のフルーク、トニーは2名乗船のプナ、エミさんは4名乗船のスパイホップで海へ。朝一番に、外洋で5頭のヒートランを発見。そちらに向かうと、別ルートでクジラを探していたプナも同時にそのヒートランを見つけて接近してきていた。

しばらく2隻でヒートランに交互にエントリー。クジラたちはほとんど移動し続けていて、留まらないため、撮影は本当にワンチャンスしかない。それでも、3~4回づつ入って、水中でクジラを確認した。
その後、遠くでブリーチングしていた個体に向かうが、途中でペアに遭遇したので、そちらをチェックするが、あまり期待できる個体ではなかったので諦めて、別のエリアを探しに行くことにする。
すでにスパイホップからは親子に遭遇していて、エントリーの機会を伺っているということだったのだけど、なかなか止まってくれないらしい。僕らは、かなり広範囲に探し回ったせいで、2時半にはガソリンが底をついてしまった。こんなに早くにガソリンが無くなってしまうのは初めてのこと。ノースベイの入り口で予備ガソリンを入れようとしたときに、目の前でシングルを発見。
おそらくシンガー。しかも浅いエリアなので、浮上したタイミングで潜った場所に接近して上から探してみることに。底は見える。唄っていれば、絶対確認できるはずだ。しかし、最初のトライでは、唄はとても大きく聞こえるものの、4人全員で探すが見つからない。
再度トライして、やっと発見。しかし、かなり斜めな体勢で唄っていて、思ったよりも深い場所に留まっていた。僕らはしばらくは唄を聞きながら浮上を待ったが、浮上時には、かなり移動してしまうので、結局撮影はできず。
ガソリンの心配があるので、この日はまだ3時半にも関わらず、港に引き上げた。他の2隻はその後1時間くらい粘って親子にトライ。どうにか入れたものの、その海域の透明度が最悪で、撮影はできなかった。
しかし、この子も初めて見る個体だったらしく、「オスカー」と名づけた。母親は背中からテールにかけて白いラインが入っていたので、「スカンク」と名づけられた。「ヒナヒナ」の母親の「ビッグママ」よりもさらにビッグママだったそうだ。
ちなみに、今回トンガで毎日クジラスイムのブログをつけているのだが、何人かから、「掲載している写真はいつ撮影したものですか?」と質問されたのだけど、全てその日に撮影した写真の中からセレクトして掲載しているのであって、過去に撮影したものとか、別の日に撮影したものの使用は一切していない。

RecentEntry

  • カテゴリーなし