INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

3日目(8月7日)、風が強まる

2008.08.08 / Author.

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昨晩、食事を終えて町からホテルまで帰る暗い夜道で、星空を見上げた。細長く月が出てるのを見つけて、すでに新月が数日前に過ぎていることを知った。

「なんだよ、誰だよ、新月って言ったの?昨日は新月って書いちゃった。まあいいか」とビールを飲んで気分が良くなった頭で考えて、すぐにそのことを忘れて、美しい星空を見上げながら、大きく深呼吸した。
部屋に戻ると、電気を消すことも忘れて、そのまま泥のように眠った。泳ぎ疲れたのもあるし、まだ、この生活に慣れていないのせいでもあるようだ。
翌朝、昨日より風が強くなっているようだった。海に出ると、やはり南東からの風が強く、肌寒く感じられた。時折雨雲が島を覆いつくした。
この日もあるエリアに行くとブローが確認できるのだけど、なかなか長く一緒に泳げるクジラは見つからなかった。遠くでブリーチングやテールスラップしてるクジラを見つけて、急いでそちらに向かってボートを走らせるが、近づくと止めてしまう。
そんなことを繰り返して、午後になり、やっと目の前にいても、テールスラップを頻繁に続けるペアに遭遇した。一度入水してみたが、接近しても激しくテールスラップを繰り返す。おまけに、島影から波の荒いエリアに移動してくので、オンゴが「今回は船上からの撮影にしろ」ということで、しばらくそのペアを船上から撮影し続けた。
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ノーファとトニーの乗る船の方は、結局あまりよいクジラを見つけることができず、しかもエンジンの調子がおかしいので、クジラを探すのを早々に諦めて、スワローズケーブにいると無線が入ってきた。他の船も風が強く、限られたエリアでしかクジラを探せていない様子だった。
僕らもしばらくそのペアを撮影していたけど、この日は早めに切り上げて、マリナーズケーブに向かった。昨日の超フレンドリーなペアを見てるだけに、皆気持ち的には余裕がある。
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この3日間で、僕が乗船したボートが水中で見たクジラは、初日が、3頭、ペア、親子の計7頭、2日目がシングル、3頭、ペアの6頭、3日目が、ペア、親子(昨年生まれた子供)、ペアの6頭で、計19頭になる。

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