INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

Photographer Takaji Ochi Official Site INTOTHEBLUE水中写真家 越智隆治

Official SNS
Facebook
Twitter
Instagrum

Blog

SpecialTrip Blog
トンガ ホエールスイム

4日目(8月8日)、船のエンジン故障

2008.08.09 / Author.

4日目、昨日1隻の船のエンジンの調子が悪くなり、今日までにちゃんと直るか心配していたが、その心配が現実になってしまった。携帯からオンゴに連絡を入れると、「出発予定の9時までに間に合いそうにないので、10時まで待ってくれ」との返事。

了解はしたものの、その時点でもし直らなかった場合にどうすればいいかを考えていた。小さな船1隻でゲスト4人+スキッパー1人+ガイド1人は重すぎる。自分はともかくとして、誰かに乗船を諦めてもらわなければならない。
そうなった場合、2週間滞在するチャンさんに、なんとか週末3日間ボートを出してもらうから、降りてもらうようにたのんでみようと思った。それも、2日目のクジラのペアとの遭遇があったから考えられることでもあったし、バハマ、トンガと一緒に旅をしていて、チャンさんが、思いの他、撮影や物事の状況に関して冷静な判断をする人だとも感じていたからだった。
案の定、10時過ぎてやってきたのは、1隻だけだった。咄嗟に、僕は考えていたことをチャンさんに説明した。本当は胸中穏やかではなかったかもしれない。これだけ、トンがに来てる自分でさえ、出れなくなって少しがっかりしているに、しかし、彼はまったく不満な顔を見せることなく、「オッケー」と笑って船に乗ることを辞退してくれた。
トニーと、オンゴ、ゲストの3人の女性を乗せた船が出発するときも、「グッドラック」と笑いながら手を振って見送ってくれた。正直、チャンさんの対応には、本当に感謝した。
僕らは、しばらく自分の部屋に戻り、身体を休めた後、船のエンジンの様子がどうなったのか確認するために、マーメイドにランチを食べに行った。最初はノーファもJBもいなかったのだけど、しばらくしたら、オンゴが姿を見せた。「あれ?もう海から帰ってきたの?」と聞くと、「今日はオレはオフだ、頭のこともあるしね。ノーファが連れて行ってるよ」と笑った。
エンジンのことを尋ねると、「もう大丈夫だ」という返事。まあ、来週は2人乗りの船は1隻しか使わないので、どちらかが出られればいいのだけど、その次の週からはしばらく2隻とも使うので、ほっとした。
チャンさんとは、韓国語で、僕の息子の名前はなんて言うのかとか、彼の奥さんの焼肉レストランで食事をするために、いつ韓国に来るのかとか、僕が10月に取材で行く予定のセブのリロアンやモアルボアルにチャンさんの後輩たちがダイビングサービスを持っているから、遊びに行けばいいとか、そんな他愛も無い話をしながら、この日、海に出られなくなったことを詫びた。チャンさんは「2日目にクジラの写真沢山撮れたから、あともう1回、撮影のチャンスがあれば、十分だよ」とまた、優しく笑いながら言ってくれた。彼には、なんとしても、もう1一度良いクジラに会わせてあげたいと思った。
ランチを終えて、部屋に戻ると、持ってきた文庫本の小説を読んだ。3冊持ってきたのだけど、この日で持ってきた3冊とも読み終えてしまった。部屋にはテレビも無いし、ネットもつながらない。「あ~あ、誰か、何か本を持ってきてくれないかな~」と読み終わった本のカバーを外しながら、考えたりした。

RecentEntry

  • カテゴリーなし