INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

2週目、メンバー帰国。満月のクジラたち

2008.08.17 / Author.

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土曜日、生田さんを除く、2週目のメンバーが帰国。トニーとエミさんが送迎を担当して、僕が生田さんのガイドで海に出る。

僕もピーターの風邪がうつってしまったのか、身体がだるく、天気が良いのに寒気を感じる。今日のスキッパーはピーターと聞いていたが、風邪が悪化して完全にダウンしたらしく、JBが船に乗ってやってきた。
帰国するゲスト数人がジェティーまで見送りに来てくれた。何事も無く、無事に帰国して欲しいと願いながら、皆に握手をして、ボートに乗り込み出港。ほとんど姿が見えなくなるまで、手を振り続けてくれていたのが嬉しかった。でも、いつものことだけど、別れの挨拶をするのは、照れくさくてどうも苦手だ。
クジラに話を戻す。最初「昨日沢山クジラがいた、サブマリンロックに行くか?」とJBに聞かれたが、「ノースベイに行きたい。今年まだ一度も行ってないから」と言うと「昨日見に行ったけど、クソクジラが2頭いただけだったぞ」とJB。
JBはニージーランド人なんだけど、クジラのこと、「あのクソクジラ」とか、「やつらにモリを打ち込んで、ロープで引っ張って逃げられないようにしとくか。ガハハハハ」とか、平気でそんなこと言ってる。口が悪いだけで悪気があるわけではないのも分かっているから、僕も笑ってるけど、知らない人が突然聞いたら、びっくりするだろうな。
ノースベイには、確かにクソクジラ1頭しかいなかった。しかし、帰り際、ホワイトパッチと呼んでいる崖の下の浅いエリアで休息するペアのクジラを発見。一度エントリーしてみる。クジラは海中を移動していってしまったが、海底ははっきり見えた。「底が見えるよ」とJBに伝えると、「なんだお前はクジラが見たいんじゃなくて、底がみたいのか?だったら簡単だ、そこらへんに浮いてればいい。ガハハハ」と笑うので「そうじゃないよ、同じ場所で休息を繰り返すなら、底が見えるから止まってるクジラも見えるから、探してみる」と伝える。
再度1頭のクジラが浮上し、休息しているところにゆっくりエントリーして接近。下を見るともう1頭はまだ海中で休息した状態で動かないでいた。浮上したクジラもその近くに再び潜行した。
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海底までは30m無いくらいの白い砂地。黒いクジラの姿は、はっきりと見えている。クジラたちは、休んでる体勢で徐々に浮上を始め、最後には水面まで上がってくる。この行動を浅いエリアで何回も繰り返した。
浮上のたびに僕らの姿を見て、潜行場所を移動するものの、浅いので、ついていけば休息している場所を確認することは容易だった。
このクジラと泳いでいる間に、皆が乗っているはずの飛行機が上空を飛んでいった。
午前中に、1時間ほどのんびりとしているクジラを見れたので、「今日はいいかもしれない」と、調子に乗って、そのクジラと泳ぐのをやめて、「親子を見たい」という生田さんのリクエストもあり、他のクジラを探しにサブマリンロックの方に移動したのがいけなかった。
その後は、まったくクジラたちの姿が見えなくなった。他の船もなかなか見つかっていないようで、見てる限り望みの薄そうなシングルに2隻のボートがついているようなシーンもみられた。
何度か近くでブリーチングが見れたけど、海には入れず、「結局あのペアがいてラッキーだったね」という結論に達し、終了。満月の日は、毎回ダイビングコンペティションしてるみたいにクジラたちが上がってこない」という、その説通りの1日になった。
しかし、満月に子供を生む可能性も高いので、来週はもしかしたら、新たに生まれた子クジラに遭遇できるチャンスもあるかもしれない。

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