INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

4週目初日・ヒートラン

2008.08.29 / Author.

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3週目から4週目にかけての週末は、風が強く、海にはまったく出ずに過ごした。4週目の初日、その風が治まるか、懸念していたが、風が完全に止み遠くまでクジラを探しにいけるコンディションになった。

4週目は、プロティウスという大型の船を初めてチャーター。普段では行けない海にまでクジラを探しに行く。初日はトニーが乗船。僕はスパイホップという、いつもの4人乗りの船に乗船する予定だったが、またこの4人乗りの調子が悪くなり、2人乗り2隻に3人ずつ乗船してもらって、僕とエミさんでガイドを分担して海に出る。
西のリーフのかなり先の方までクジラを探しに出るが、なかなか泳げそうなクジラが見つからない。最初にしばらく水面で遊んでいたシングルのクジラにエントリーするが、透明度も悪く、水中ではっきりと見ることはできなかった。
その次に浅瀬のリーフで潜って休息しているペアにトライ。潜った地点で海に入って探すとかなり浅い砂地で休息しているのを発見。しかし、皆が近寄ると警戒して移動してしまって、見れなくなってしまった。
またしばらく捜索して、別の浅いリーフを今度は3頭で移動するクジラたちに、タイミングを見計らってエントリー。海底が浅かったので、移動中のクジラを目撃することができた。
そのクジラたちを追跡していると、目の前に親子がいるのを発見。追跡中のクジラのうちの2頭が、親子と合流して移動を始めた。移動中に別の2頭も合流し、合計4頭が親子を追いかけてヒートランが始まった。一番先頭のクジラが激しくバブルをはき続け、他のクジラを牽制し続ける。
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移動速度が緩やかだったので、もう一隻も無線で呼んで、交代でこのヒートランにエントリーして水中でクジラたちの激しいやり取りを撮影し続けた。

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