INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

2009トンガホエールスイム2週目2日目、ペアと親子

2009.08.19 / Author.

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今日も天気は芳しくなかった。時折雨も降り、撮影コンディションとしては良くない。トニーがフルーク、僕がプナに乗船。両方とも東のリーフでの捜索を行うが、僕らの方がより東側を捜索した。

ある島の側まで来ると、突然島影でブローが上がった。あまりに島に近いので、最初は親子かと思ったが、大人のペアだった。泳げそうな感じだったので、フルークも呼んで、様子を見ることに。
そのとき、フルークが通過してきた方向に、さらにブローを確認したので、ペアをトニーに任せて、そちらのブローを確認してみることに。距離にして2キロほど。
最初はシングルかと思ったが、とても小さくてブローも背びれもまともに確認できない子供のクジラがいたので、しばらくこの親子を慣して、泳げるようにしようと試みる。しかし、母親はかなり慎重だし、母親が海中で休んでいる間に子クジラだけ浮上してきても、まったくブローが確認できないし、背びれも確認できない。
それに船をなかなか近寄らせてくれない。かなり距離を取りながら、エントリーして、海中で親子を確認。しかし、僕たちの存在に驚いた母親は、あっという間に泳ぎ去ってしまった。
後で船上から撮影した写真を確認すると、子供の背びれが右側に折れ曲がっていた。生まれたばかりでそうなっているのか、それとも、ずっとこのままの状態でいるのかは不明だが、この子の名前は、背びれが折れ曲がっていることから、映画フリーウィリーのモデルとなった、シャチの名前を取ってKEIKOとした。
_MG_585111.jpg
結局、ゆっくり泳げるようにはできず、前のペアが泳げているというのでそちらに戻り、ペアと泳いだ。かなり興奮状態で、こちらにテールを向けて威嚇行動のような仕草をしたり、ときにはこちらに向かってきたり、スパイホップして外の様子を見たりした。
透明度が悪く、なかなか満足いく撮影はできなかったが、両方とも腹を部を撮影することができた。腹部の白い方がメス、黒い方がオス。ちなみに、昨日出会ったLILO & STITCHESは、ほとんど昨日と同じ場所にいて、沢山のウォッチグボートに囲まれていた。

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