INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

2009トンガホエールスイム、3週目2日目 人懐っこい子クジラ

2009.08.28 / Author.

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3週目2日目、快晴なるも、南風はまた上がり、遠出はできないコンディション。僕はノアとフルークで、トニーはノフォとプナで、6人乗りのプロティウスはエミさんがガイドで海に出た。

僕らはノースベイへ向かい、トニーは東のリーフを探した。この時点で先に出たエミさんたちはどこにいるのかはわからなかった。
ノースベイからさらに北東に回り込んだ湾のところで、ペアを発見、しばらく追跡するも泳げそうにない。その後、さらに北東の湾まで行くが、シングルのブローが2つほど見えただけだった。
時折ノアの携帯にノフォから連絡が入ってくる。実は、ノースベイのこのエリアで、無線はまったくつながらない。携帯も、つながる携帯を持っているのはノアだけだったことを確認していた。だから、少し冒険してかなり北まで来てみたのだが、結局クジラが見つからなかったものの、他の船からの情報は、彼の携帯で確認できた。
しばらくはクジラが見つからないという連絡が携帯に入ってきていた。僕は、「プロティウスに連絡してみてと伝えて」とノアに伝える。しばらくして、ノフォから、「プロティウスがブルーラグーンの近くで親子と泳いでいる」という連絡を受ける。次にトニーたちが入るから、至急そちらに向かうようにとのこと。
僕らは、速攻でブルーラグーンへ向かう。そこには、沢山の船が待機していた。トニーたちの親子を順番待ちしているのかと思ったけど、どうやら、そこにもう一組親子がいて、他の船はそちらの順番待ちをしているようだった。
エミさんたちはすでに親子をトニーたちに譲っていて、僕らが着いたときには、トニーたちが親子と泳いでいた。最初にいた場所よりもかなり外洋寄りに移動しているので、早く来いとトニーから無線が入った。
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到着と同時に、エントリー、子クジラは何度もブリーチングしたり、テールスラッピングしたりと、かなり元気なメスの子クジラだった。
僕らが入っている間もブリーチングやテールスラップを、目の前で繰り返したり、皆の目の前までやってきたり、とにかく人懐っこかった。
元気な子だったので、名前は「GENKI」と命名された。
2度目に入水してしばらくすると、別のクジラが親子に向かってきた。どうやらオスのようだった。その直後にもう一匹。穏やかに落ち着いていた親子は、あっという間にヒートランに巻き込まれ、移動を始めた。浅い場所だったので、ヒートランを見るために、入水。親子と、それを追う2頭のヒートランを水中で見て、その日は終了。
この日は、メンバー全員が同じ親子を水中で見ることができた。

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