９月１日火曜日も、僕がNon-Japaneseグループの乗船するプロティウスに、エミさんがスパイホップで、トニーがフルークで海に出る。予報では風は少しは収まるということだったけど、やはりまだ強い。

このコンディションで、クジラを見せるのは本当に大変だ。出発早々トンガシカの外洋でいくつかのブローを発見。さい先がいいなと思いながら、接近してみるとヒートランだった。
風向きは北西寄りに変わっていたので、海も荒れているし、どうしようかと悩んでいたのだけど、スキッパーのブランドンが「用意させろ」と言うので、入水してみることに。

多分撮影はほとんど不可能。泳ぎに着いて来れるかも心配だった。水中で６頭のクジラを確認した。２回ほど入水したけど、外洋に移動して、船に上がるのも皆苦労しているので、これ以上追うのは諦めて、昨日親子と泳いだノースベイへ向かう。すでに何個かのブローを確認していた。
一番穏やかな場所で上がっていたブローにターゲットを絞って接近。どやらシングルのようだった。歌っていないか確認するために入水したが、歌は聞こえなかった。しかし透明度が高いので、海中で静かに留まっているのが確認できたので、皆を呼んで、水面で浮上してくるのを待った。
かなり長い間留まっていて、何人かが潜って撮影してみたが、深くてまともには撮れていないようだった。自分も息を整えて潜行し、何カットか撮影。その後、浮上してきたところを潜って撮影した。

再度か入水しようと思ったが、こちらも外洋に移動してしまい、入ることはできなかった。
その後は良いクジラに出会えず、あまり成果もなく、スワローズケーブに皆を連れて行った。そこで２頭のブローを発見したので、アプローチするも、なかなか浮上してこないので、諦めて帰路に着く。
トニーとエミさんもなかなか良いクジラが見当たらなかったが、かなり遅くなってから、それぞれ東のリーフで親子を発見。トニーの方は前回遭遇していたLUNAで、エミさんの方は新しい親子のSESAMI。
しかし、海が荒れていて、６人のゲストの内、４人が船酔いで苦しんでいたそうだ。初日ということもあるし、長旅の疲れもあったのかもしれないけど、早くこの風がやんでくれればいいのだけど。