INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

2009トンガホエールスイム 3週目最終日 ペア、ヒートラン、親子

2009.08.30 / Author.

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3週目、最終日。風はさらに強まり、風速30ノットと予報では出ていた。しかし、風向きから、島影で探せるエリアも多く、船は3隻とも出港した。

僕がプロティウス、トニーがプナ、エミさんがフルーク。先に出たプロティウスが、フンガのチャネル内でブローをいくつも発見。少なくとも6頭はこのチャネルの中でブローが上がっていた。先日はまったく見かけなかったのに。
その中で比較的島に近くて、動いていなさそうなブローを目指した。親子を期待したが、大人のペアだった。しかし、あまり近寄らせてくれそうにない。自分が潜って同じ場所に留まっているか確認することにした。
船上にいるスタッフの指示を受けながら、クジラたちが最後に沈んだ辺りを泳ぎながら探す。最初はなかなか見つからなかったが、少し探すエリアをかえると、静かに海中で休んでいるペアを発見した。
すぐに、片腕を挙げて、船上の皆に知らせる。4人が入水してきた直後に2頭が浮上してきて移動を始めた。「もう少しゆっくりしてればよかったのに」と思いながら、静かに後を追うと、予想に反してすぐ近くでまた潜って停止した。
そのままのメンバーでペアが浮上してくるまで水面で眺めていた。浮上後、ペアは今度はかなり移動を初めてしまったので、追うのを諦めて、別のクジラにアプローチすることにした。
最初2頭だったのが、3頭に、そして最後には4頭になり、ヒートランが始まった。フンガ島の北側から、南側へ激しく移動していく。しばらくはそのヒートランを追跡して、一度だけトライしてみたが、姿を見ることはできなかった。
6人乗りのプロティウスではヒートランは難しいと判断して、別のクジラを探すことにした。
無線でそろそろ出港している3人乗りに連絡を取る。トニーの方は荒れている東のリーフで親子を発見して追跡中との連絡。しかし、風も強く、おそらく透明度も悪いとのこと。エミさんはトンガシカにいて、僕らに比較的近かったので、フンガの中にヒートランがあると伝えた。小さいボートであれば入れる可能性があると思った。
その後プロティウスはノースベイ、フンガの外洋側を探すが、何も見つからず、最終的に無線でプナに連絡を取り、親子が泳げそうだというので、そちらに向かった。
透明度も悪く、なかなか見つけづらいけど、浮上してきた子供と泳げるとの連絡。すでにエミさんの乗船するフルークも、何も見つかっていなくて、こちらに来ていた。
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交互に入水させてもらい、6人全員が親子を見ることができた。そこでプロティウスは時間になったので、帰港。途中エンジンの調子がおかしくなり、かなりゆっくり帰ったので、到着は3時過ぎくらいになった。この親子も新しい親子で、名前はZiggyと命名した。
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6人乗りのプロティウス、3人乗りの2隻も、毎日水中でクジラに遭遇することができた。写真は、今週のプロティウスメンバー

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