INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

2009トンガホエールスイム 4週目日曜日、再びFULL MOON親子に再会。最高の1日

2009.09.09 / Author.

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この日は、香港からのテレビ取材のために、トニー、エミさん、その他のゲストはプロティウスで海に出る。風は弱いものの、南風で肌寒い。空は雲に一面覆われている。

僕は、小笠原のシータックの智子さんと二人で、フルークで海に出る。10時出発早々に、フンガの内側でブローを発見。そちらに急行する。他に船も無く、静かだ。昨日、島内ではフルムーンパーティーが行われ、皆1日中騒ぎまくっていたようだ。他の船のスキッパーは、皆夜更かししていたみたい。
しばらくブローのあった場所で様子を見ていると、突然子クジラがブリーチングした。今日も早々に子クジラが見つかり、ラッキーな日が続く。今回、智子さんと乗船している日は、毎日かなり良いクジラに出会うことが多い。
最初は、昨日同様、僕らの姿を確認しただけで、母親が泳ぎ去ってしまったのだけど、何回か入水して、クジラの姿が見えた時点で泳ぐのを止めて静かにしていると、向こうも落ち着いてきて、徐々に接近できるようになってきた。近くで見ると、どうやら、昨日のFull Moon親子のようだった。しかし、特に目立った特徴が無いので、あとで画像をチェックしないと確証がない。
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昨日よりはコンディションの悪い場所ではあるけど、Full Moon親子であれば、落ち着いているときは、かなりゆっくり撮影ができるし、移動するときは、かなり移動する。それに浅い場所が好きだから、もしかしたら、穏やかな浅瀬に移動するかもしれないと思いながら、のんびり撮影を行った。
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こちらから、無線連絡しても、8時に出港したプロティウスからは何の連絡も入って来ないので、「もしかしたら、トク島までいったのかな?」と思いながらも、その後もノフォに何度か無線連絡を入れてもらう。良いクジラが見つかっていればいいけど、と思いながら、ずっとFull Moon親子と泳ぎ続けた。
向こうもかなり慣れてきたらしく、本当にのんびりしていた。一度など、本当に浅いリーフ。僕たちでも素潜りで簡単に底までたどり着けるくらいのリーフの上でカレントに流されながらぼ〜っとしてる親子は、今まで見たことがなくて、面白かった。
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結局、この日は、4時間近くFull Moon親子と泳ぎ続けた。今年で一番気に入った写真が沢山撮影できた1日だった。
トニーたちも、無事、ノースベイで新たな親子と一緒に泳げていた。

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