INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

2004年トンガでのクジラ水中撮影4:スパイホッピング

2004.08.18 / Author.

天気は曇り時々雨。空は青空の見えないくらい雲で覆われていた。しかし、無風でべた凪ぎ。今日はEukaf島やEueiki島よりさらに南側でクジラを探していた。最初に出会ったのは、スパイホッピングばかりするシングルクジラ(No13)。

近くまでボートを寄せてもずっとスパイホッピングしていて、かわいかった。その近くで2頭のクジラの、多分オスの方がブリーチングしていたので、そちらに向かった(Eueiki島の北側)。しかし、近寄ると何もしなくなったので、また別のクジラを探す。
すぐにエスコートつきの親子(親子A, No14,15,16)を発見。接近を試みるが、移動して水中になかなか入れない。途中で3頭ともにブリーチングを始める。めちゃくちゃ近い。しかも、同時にトリプルブリーチングまでしてみせてくたが、僕はフィルムの交換をしていて、撮影できなかった。毛塚さんは、見とれていて、シャッターを切れずに震えるような大声で叫んでいた。Fua`amotu島のリーフに来たところで、動きが止まったので入水することにした。水面から底が見える程浅く、しかも透明度も良い。親子を撮りたかったのだが、エスコートに邪魔されて、近付けない。しかし、そのエスコートが面白い行動を取っていたので、それを撮影することにした。エスコートに気を取られている間に、親子はその浅いリーフからまた移動を始めた。しばらく追尾するが、また別の親子(親子B)、しかもエスコート無しを発見したので、そちらを追尾することにした。しかし、別のボート(ホエールソング)のゲストがまだまともに見れていないので、その親子も譲って、遠くでブリーチングしているクジラの方に向かう。
Fua`amotu島前でやはり近付くとブリーチングしなくなったが、テールフラッピングを何回かしてくれた(No17)。そいつも移動を始めたので、少し離れた場所で何頭かがブローしているのが見えたので、またそちらに移動した。親子+エスコート(親子C、No18,19,20)の他に2頭、かなりの迫力で移動していく。無線でホエールソングに連絡、そちらも近付いてきた。しばらくは2隻で追跡する。まだ水中で見れていないので、最初の入水は向こうに譲ったが、こちらも、接近してきたクジラに反対側からエントリー。3頭一緒の写真も撮るには撮ったが、暗くて透明度が悪かったので、ちゃんと写っているかわからない。
しばらくこの親子+エスコートを追尾していたのだが、ホエールソングに乗っていたイギリス人女性が一人、まだ水中で見れていなかったという無線が入ってきた。向こうは船足が遅いから、もう港に引き上げなければいけないというので、こちらに乗せて見せてあげることにした。最初は近くにいた大人の2頭に接近したが、移動していて入水は難しそうなので、親子Cの方に戻って3回程エントリーした。暗いが、水中で見れて彼女は満足したようだった。この日はそれで終了、港に引き上げた。

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