毛塚さんの体調も何とか戻ったので、二人でボートに乗り込む。しかし、空は曇り空であまり良いコンディションとは言えない。東側まで来たところで、オンゴがステアリングの調子がおかしいと言い出した。オイル漏れしていて、舵が思うように取れないのだ。
一度戻って修理しなければいけなくなった。修理している最中にだんだんと天気が良くなってきた。早く直らないかと気をもんでいたのだが、結局この日は、直らないということで、撮影はキャンセルになってしまった。残念。
しょうがないので、昼寝をした後に、僕だけ山に登ることにした。もし、本当に眺めが良ければ、天気の良い時に撮り直しに来ればいいし。そう思って出かけたのだが、たどり着くまでには、結構な時間と体力を要した。カメラ機材を背負っていたから尚更だ。飲み物も持ってきていなかったのは軽卒だったかも。眺めの方もまあまあだったが、天気の良い時に撮り直ししようという程ではなかった。