INTOTHEBLUE 水中写真家  越智隆治

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トンガ ホエールスイム

4日連続水中撮影成功

2007.07.27 / Author.


朝9時前、トニーとエミさんが到着した。日本からのフライトで、かなり疲れきっている様子だった。

オンゴが昨日から、「明日は9時に出発しよう」と気合が入っていたのだが、天気が芳しくない。雲も多いし、時折激しく雨が降り、風も強そうだった。僕だけだったら、多分オンゴも「今日は海に出ない方がよい」と言っていたと思うのだけど、豊田さんが一緒だったので、駄目元で海に出た。
今まで行っていないノースベイへ向かう。風が強く吹くと、ブローがすぐに吹き飛ばされて、遠くのクジラを探すのが困難になる。しかし、運がよいことに、あまり普段はクジラのいないノースベイでクジラのブローを発見。
接近してみると、2組のペア、4頭のクジラが一緒に泳いでいた。オンゴは、多分今日はあまりチャンスが無いと判断したのだろう。すぐに「入る用意をしろ」と言ってきた。
僕らは躊躇することなく、すぐに準備をして、エントリーのタイミングを待つ。昨日と違って、穏やかに移動している。オンゴの合図とともに、海に滑り込んだ。外洋なだけあって、透明度は最高だった。これで晴れていてくれればと思いつつ、目の前を通過していくクジラたちを撮影。3~4回ほどトライした後、外洋へと姿を消した。

その後、昨日クジラを探したエリアなどにも向かうが、その後まったくクジラが見当たらなくなる。無線で他の船に聞いても、どの船もほとんどクジラを見ていないし、見つけても、海には入れていということだった。
結局、風も止まないので、早めに切り上げてもどることにした。それにしても、ラッキーなのは、この風の強いコンディション(4年間で海に出た中では一番風が強かった)で、しかも普段あまり行かないノースベイでほんのつかの間とはいえ、クジラを水中で撮影できたことだ。
おかげで、4日間連続でクジラの水中撮影ができた。

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